正銘 華南発“製造拠点の統合”から見た、華南ビジネス再構築

第2回 特別地域通関で物流コストダウン
~ 一般貿易輸入の場合 ~

国内販売の開拓にあたり、グループ会社の生産調整により生産 設備を華南地域の工場へ移管したり、在庫バランスを取るために 補充したりと、一般貿易で輸入するケースがますます増えていま す。一般貿易は加工貿易と違い、課税手続きが必要となるため、免 税輸入よりも長い日数を要します。

そのため、ダブルナンバー車の費用負担増、価格審査・納税と 貨物検査による納期遅延等で大変苦労している会社が少なくあ りません。

当社ではこれらの問題を解決する方法の一つとして、「特別地域 で通関する」ことがコスト削減・納期短縮に大きな効果をもたらす ことを発見しました。今後、このノウハウを皆様の選択肢のひとつ として、ぜひご活用頂ければと思います。

通常の通関と特別地域通関の分析を行うには、まずは輸入申告 プロセスと“集中申告”の優遇政策を説明しなければなりません。

1、申告プロセスの相違点

○ポート通関

ダブルナンバー車が中国国内に入る前に、事前申告と納税手続き を行います。手続きが終わりましたら、ダブルナンバー車が輸入通関 し、税関で再度価格審査をし、必要であれば、貨物検査を受けます。

○特別地域通関

貨物が特別地域に到着してから申告します。特別地域で一度の み価格審査を行い、必要であれば、貨物検査を受けます。

2、“集中申告”優遇政策

“集中申告”とは、深セン空港保税物流センターの主管税関より 批准されれば、会社は日常の貨物を保税物流センターから先に国 内へ搬送し、規定期間内(一ヶ月以内)に出庫リストよりまとめて申 告する便利な通関モデルを指します。現在では、この優遇策は深セ ン空港保税物流センターで試行され、将来的には特別地域に拡大 していくと思われます。

コスト削減効果を分析するには、全フローにおいて、運送コスト・ 通関コスト・納期の相違点を考慮しなければなりません。

A)運送コスト削減

上記のプロセスにより、通常の通関は輸入通関から価格審査と 税金追徴・貨物検査・工場搬入まで、ダブルナンバー車を使いま す。ただし、深セン空港保税物流センターで通関の場合、集中申告 の政策により、先に貨物を通過させ、一ヶ月分をまとめて価格審 査・課税処理ができますので、通関スピートが大幅に短縮できま す。ダブルナンバー車の使用日数を減らすことにより、運送コストの 削減効果につながります。

且つ、特別地域で貨物検査を受ける場合、ダブルナンバー車を そのまま帰らせて、特別地域の公共倉庫で検査を受けることが可 能です。倉庫代はダブルナンバー車の費用よりかなり低く、検査終 了後、普通トラックで工場搬入ができるので、かなりの費用が削減 できると思われます。

B)通関コスト削減

通常の通関ではトラック毎に「通関単」を作成しますが、深セン 空港保税物流センターで通関する場合、集中申告政策が適用され ると、一ヶ月分をまとめて申告することになります。同じ項目の材料 をまとめて通関単を作成することができ、通関コストが大幅に削減 できると思われます。


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