MITUTOYO (THAILAND) CO., LTD.

「測る」から「作る」を変えるミツトヨの挑戦
生産現場に計測データをフィードバック





    工業製品が生産され、その確からしさを測るために使われる「測定機」。設計図面どおりであることを確認するため、あるいは不良でないことを証明するため、さらには品質を保証するため、さまざまな場面でミツトヨはモノづくりに貢献をしてきた。ところが、その多くが生産ラインから少しばかり離れた測定室内で行われ、そこで完結してきたのもまた実情だ。こうした仕組みに一石を投じようというミツトヨの挑戦がある。測定過程で得られた生きたデータを生産現場へフィードバック。測定機の役割が変わる。ミツトヨの「測る」がモノづくり変えていく――。 

    「測定データが生産工程にダイレクトに活用されるようになれば、NG品が作られる前に機械を止める、あるいは補正をかけたりすることができる。そうすれば歩留まりが高まり、生産性が向上し、利益の確保にもつながる」――。ミツトヨ(タイランド)でSales Managerを務める角 太一氏は、測定データの新たな活用方法についてこう解説する。ともすれば、生産工程の補完的立ち位置として捉えられがちだった測定機の、役割を見直していこうという画期的な発想。同社では今、こうした取り組みが急ピッチで進められている。

    生産ラインに測定データを取り込んでいく新たな仕組み作り、そして提案力。それらに磨きを掛けるため、社内のエンジニア育成にも力を入れている。講習会、勉強会、さらにはタイアップする周辺機器メーカーに赴いての社外研修。優れた人材の育成、社会貢献のため、技術系の大学学部や高等専門学校に自社機の寄付を行うなどしてタイの将来をも見据えている。

    それだけではない。生産と測定の垣根を取り払うことで生じる懸念にも真摯に対応していこうとしている。例えば、計測のプロが担ってきた測定作業。これを生産のプロが直ちに代替できるかと言えばそうとはいえない。そこで求められるのが、属人性に頼らない誰もが操作しうる簡易性、汎用性能。タッチパネルやバーコードリーダーなどの導入によって、こうした懸念にも一つ一つ対処していくのがミツトヨの手法だ。

    「タイでも今後進んでいく少子高齢化。高まる自動化のニーズ。プロでなくとも精度高く測定することができる、そんな環境づくりを進めていきたい」。角Sales Managerは静かに語った。






MITUTOYO (THAILAND) CO., LTD.
精密測定機器の総合メーカー 株式会社ミツトヨのタイ現地法人
76/3-5, Chaengwattana Road, Kwaeng Anusaowaree, Khet Bangkaen, Bangkok 10220, Thailand

お問い合わせ先:
角 太一 (Mr. Sumi)
Sumi@mitutoyo.co.th
+66 (0) 92-272-7929

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