ESPEC ENGINEERING (THAILAND) CO., LTD.

ベトナムに引き続き、インド進出を決めた環境試験装置トップのタイ企業
受託試験装置のラインナップを拡充。引き取り修理も視野にワークショップ開設





    日本国内シェアトップ、世界市場でも30%を占める「環境試験装置」のエキスパート企業「エスペック株式会社」(大阪市)。2020年はタイに進出して満5年の節目を迎えた。この間、ベトナムではタイ法人が100%出資する孫会社も設立。次なる照準を、近い将来人口最多を迎えるインド市場にも向ける。基幹となるタイ工場では、大型試料の試験も行える大型試験装置を設置するなど、受託試験のためのラインナップを拡充させるほか、顧客の元にある試験装置を引き取って修理する「ワークショップ」も開設する。今年も〝攻め〟の1年となりそうだ。

    2019年2月にベトナム法人ESPECENGINEERING VIETNAM CO., LTD.が本格稼働してからちょうど1年。同社が新たな拠点作りとして選んだのが13億の人口を擁するインド市場だった。すでにLaisonOfficeの登記手続を終え、テクニカルサポート体制の構築中。近く本格営業を開始していく方針だ。日系企業も多数進出していることから当面はこうした顧客のサポートが中心とはなるものの、世界最大規模の市場に「無限の可能性を探りたい」とタイトップの松村 好庸Managing Directorも興奮を隠さない。ベトナム同様、タイ法人のコントロール下に置き連携を深める。

    一方、タイの拠点では受託試験を行うための「試験ラボ」で、そのラインナップを拡充する工事が3月末で終了し、4月から始動の見通しだ。従来試験に加え、大型試料の恒温恒湿試験、高度加速寿命試験(HAST)、液槽冷熱衝撃試験の試験メニューを追加する。このうち液槽冷熱試験は高温と低温の液媒体に供試品を交互に湿潤させ、熱衝撃を与える試験である。、また、HASTとも呼ばれる高度加速寿命試験では、電気電子部品の高密度化・高電圧化に伴って求められる部品材料・基板等の信頼性を評価することが可能となる。

    カーシートや車のインパネといった比較的大きめの自動車装備品にも対応できる大型の恒温恒湿試験室の設置工事も進めてきた。多様化する環境試験のニーズ。直近の3年間で同社の試験ラインナップは3倍以上にも増強されたことになる。今後もこうした広範な受託試験需要に着実に応えていく方針だ。

    顧客企業に対するサービスサポートも強化する。同様に4月から稼働する「ワークショップ」の開設工事もこのほど完了した。顧客先にある試験装置を引き取り、老朽化した部品の交換や冷凍回路修理などのメンテナンス事業も強化させる。部品の在庫体制の強化も進める。

    乗用車販売の不振や新型コロナウイルスの感染拡大など短期的なマイナス要因は散見されるものの、中長期的に見た時のタイを中心としたアセアン・インド市場の底堅い点は変わらないとみる。タイでも白物家電の生産は堅調だ。このところ始まった研究開発(R&D)や設計部門のタイ移転も引き続き加速していくと読む。また、自動車のEV化が環境試験需要を拡大させるのもほぼ間違いがない。「一つ一つ丁寧に」。松村MDの基本姿勢だ。






ESPEC ENGINEERING (THAILAND) CO., LTD.
700/860, Amata City Chonburi Industrial Estate (Phase 8), Moo5, Tambol Nongkakha, Amphur Panthong, Chonburi, 20160, Thailand
http://www.espec-global.com/

お問い合わせ先:
小山内
y-osanai@espec.co.th
+66 (0)66-089-7755
Mr. Kridsada (TH)
s-kridsada@espec.co.th
+66 (0)87-355-7382

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