UMEMURA CORP (THAILAND) LTD. / U.I.MASTERS (THAILAND) CO., LTD.

排水処理事業が急成長
建設業の老舗「ウメムラ・コープ」



    1992年にタイで創業し、工場建設からマテハン機器の製造販売まで建設設備に関することならどんなことにも相談に乗ることで知られる「UMEMURACORP(THAILAND) LTD.」(梅村明弘社長)の業績が好調だ。主力の建設請負事業はもちろんのこと、近年伸びているのが工場等から流れ出る排水処理の需要だという。タイでも環境問題への意識が高まり、









それに伴って行政の監視も強まっている。違法に排出すれば高額な罰金が科される可能性もあり、一方で産業廃棄物として処理すれば莫大な処理手数料が請求される。業界の今について、子会社のU.I.MASTERS (THAILAND) CO., LTD.で話を聞いた。

    「各工業団地では委託検査機関による抜き打ちの水質検査が実施されるようになり、違法が発覚すれば勧告を経て、最悪のケースでは操業停止という事態さえありえます」。こう話すのは東部チョンブリ県シラチャーの拠点でManaging Directorを務める近藤 敦彦氏。会社は2010年6月に設立、今年でちょうど10年目を迎えた。排水処理需要は増加の一途だと語る。

    当初は、自動車関連産業や表面加工処理業、塗装業などから排出される排水を処理する「バッチ式凝集沈殿システム」からサービスの提供を始めた。自動車を中心に製造業が集積するタイで、コンピュータによる自動制御で行われる排水処理は省スペースやコスト削減に効果があるとして、順次拡大をしていった。開始から6カ月間の無料メンテナンス、毎月の定期点検なども安心を与え、顧客は口コミで広がっていった。

    次いで取り扱いを始めたのが、微生物のバクテリアを使った「バイオ処理(活性汚泥)」の排水処理だった。食品加工業や菓子製造業などに拡大後、間もなく三菱レイヨン製ろ材を使った「オイル吸着システム」のサービスも始まった。従業員向けの洗面所や給食施設などから排出される油分成分を含む排水をろ過素材を使って除去。整備工場から流れ出る無機油分にも効果があるという。

    こうした3つの排水処理技術を柱に、同社ではシラチャーの拠点に試験ラボを開設して、市場の掘り起こしを進めている。顧客から提供を受けたサンプル排水をラボで模擬テスト。公的な機関が発行したデータを添えて具体的な解決法を提示する。顧客にとってもリスクの少ない納得した結論を検討することができ、真摯な姿勢は高い評価を得ている。

    業界関係者によれば、タイの排水設備はその半数程度が能力不足かメンテナンス不足で十分に機能をしていない。一方で市場は拡大し、排水処理はもはや喫緊の課題ともなっている。「こうした現状に貢献したい」と近藤氏。今後の事業展開が楽しみだ。







U.I.MASTERS (THAILAND) CO., LTD.


99/84 Moo. 10 Nongkham, Sri Racha, Chonburi 20230 Thailand

お問い合わせ先:
近藤
kondo@uimasters.co.th
66(0)81-256-7070

Krittapas(タイ人担当)
orawan@uimasters.co.th
66(0)62-337-4151

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