Siam YUKEN Co., Ltd.

増設したYC処理ラインが稼働
新たな市場の掘り起こしも



    愛知県刈谷市に本社を置くユケン工業は、創業80年を超える表面処理業界の老舗。タイには2011年に進出し、Siam YUKEN Co., Ltd.を設立した。13ライ(1ライ=1600平方メートル)ある工場敷地内に表面処理剤の製造ラインや受託加工用のめっきラインを設置。成長するアセアン経済に支えられて堅調に受注を増やし、昨年は新たなコーティングマシンも導入した。









高い耐久性、耐熱性、防錆性は業界から一目置かれるほど。新たなライン拡張も視野に入れ、貪欲に市場の掘り起こしを進めている。

    昨年導入したコーティングマシンによって、2台体制となったサイアムユケン。独自の亜鉛アルミフレークコーティング処理技術「YC処理」によって着実にシェアを向上させている。自社開発の特殊な溶液にバネやネジなどの部品を漬け込み、約270度の高温で焼結させることで耐蝕性が飛躍的に上昇。より高い耐久性が求められる自動車の内燃機関周りなどの耐熱耐蝕性を要求される部品や下回り部分など高耐食を要求される部品に主に使用されている。

    液溜りやムラなどがないのはもちろん、圧巻なのは一連の工程で得られる高い品質性能だ。YC処理は、クリップやバネなど部品そのものに動きのある場合でも有効に作用。曲げる、挟むといった動きを繰り返しても、ひび割れや剥がれがほとんど起こらないことで知られる。より高い安全性が追求される重要保安部品などでは必要不可欠な技術だ。

    また、薬剤に特殊な成分を含ませることで、仮に傷が発生しても成分が自動的に溶け出し、傷を埋めていくという自己修復性を持つことでも有用だ。このため腐食が起きにくくなり、耐久性も飛躍的に向上する。まさに、究極の表面処理技術と言えるだろう。損傷を受けた組織や器官、四肢などを復元する生物の再生と、どこか似ている。

    タイの自動車業界は国内需要が回復したことで、市場は再び活性化の兆しを見せている。周辺には、成長を続けるアセアンやインドなどの巨大市場もある。YC処理という独自の強みを持ったサイアムユケンは、グローバル化する市場の中で確かな歩みを一歩、また一歩と進めている。







Siam YUKEN CO.,LTD.
表面処理技術のパイオニア ユケン工業株式会社のタイ現地法人

http://yuken-th.com/

Amata City Chonburi Industrial Estate ( Phase8 ) 700/752 Moo1 Tumbol Phanthong Amphur Phanthong, Chonburi 20160
Tel : 038-185-476

お問い合わせ先:
後藤(Mr. Goto)
gotouyat@siamyuken.co.th
Mobile: 089-897-7707


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