KANIGEN (THAILAND) CO., LTD.

拡張生産ラインが堅調に推移
引き合い高まるアセアン需要



    無電解ニッケルメッキの第一人者「日本カニゼン」(東京都)。そのタイ法人である「KANIGEN (THAILAND) CO., LTD.」がバンコク近郊サムットプラカーン県バンプー工業団地で拡張したメッキ薬剤製造工場の稼働が堅調だ。2019年1月から本格操業。旺盛な需要に支えられて、生産量は数年前の2倍に達している。国内消費も底堅いが、牽引するのはアセアン一帯からの引き合いだ。









突発的なニーズにも対応しながら、新たな市場の掘り起こしも進めている。

    製造業の集積するタイ、そして周辺の東南アジア諸国。自動車の内燃機関部品やハードディスクなど電気製品を中心に、無電解ニッケルめっきの需要は高まっている。バンプー工場では、それらに使用される薬剤を主に生産。めっき事業者らに出荷している。増産により、従来は日本からの輸出がカバーしていたエリアにも、タイ工場で生産した薬剤が届けられるようになった。さらなる需要増に対応して、将来的なラインの再拡張なども視野に入れている。

    得意とする自動車や電気関連以外にも今後、用途が拡大していくと見る。通電を必要としない無電解ニッケルめっきの性質から、樹脂やプラスチックなどの非伝導素材を使用する新たな市場にも期待を向ける。

    そして、もう一つ。関心を持って昨今、アプローチをかけているのが印刷業界だ。欧州で生まれた活版印刷の技術。日本にも伝わり、今や日本の印刷技術は世界の先端を行く折り紙付きだ。その日系印刷業界がここに来て、タイや東南アジア一円への進出を強めている。その市場に、自社の高品質薬剤が貢献できると読む。

    より多くの業種業界への接触は、リスクを分散していくという経営上の戦略にも通じる。1997年にタイ進出を果たしてから20年超が経過した。がむしゃらだった創世記は、安定期へと移行した。カニゼン・タイランドの新たなステージへの挑戦が始まっている。

    忙しい時間を過ごすDirectorの牧野 誉広氏は、今年秋には着任から丸2年を迎える。バンコクから北に東に2時間をかけ、日々、顧客回りを続けている。輸出の拡大から、最近はアセアン出張も増えるようになった。東南アジア市場におけるグループ中核企業として、カニゼン・タイランドが成長する様子を肌で感じている。その姿勢はどこまでも貪欲だ。







KANIGEN (THAILAND) CO., LTD.


253, 16th Floor, Sukhumvit 21 Road (Asoke), Klongtoey-Nua, Wattana, Bangkok 10110 www.kanigen.co.th
Tel : 02-260-2670

お問い合わせ先:
牧野 (Mr. Makino)
t.makino@kanigen.co.jp
Mobile: 092-432-9557


『FNA MAGAZINE THAILAND』掲載ページのPDF版をダウンロード

 


引用:
0