SODICK (THAILAND) CO., LTD.

変わる産業集積地タイの位置づけ
カギとなるIoT技術の浸透



Sodick
     タイ進出30周年を果たした工作機械大手の「ソディック」(横浜市)。主力製品にワイヤ放電加工機ALシリーズや金属3DプリンターOPM250L、ハイスピードミーリングセンタなどを取りそろえ、顧客サービスを加速させている。11月下旬に始まる「METALEX 2018」でもメイン会場正面に陣を張り、さらなる市場への浸透を図る。進化する自動化、モノのインターネット(IoT)、タイ政府が進める産業高度化策「タイランド4.0」。








変わりゆくタイの「今」に、タイ法人の森直樹Sales division Directorは「タイの製造業環境は転換期に来ている」と実感を口にする。その感じるものについて話を聞いた。



    急速な勢いで研究開発から市場への普及と進む次世代環境自動車「エコカー」。中でも電気自動車(EV)は量産に向けた取り組みが世界各地で進められている。その牽引役を担う強国が中国だ。巨大市場を背景に、EVで世界をリードしようともくろむ同国政府。国内で生産するメーカーにエコカーの一定比率の生産を義務付ける新規制を導入する方針を固めている。EV普及に欠かせない急速充電器についても日中の業界団体が次世代規格を共同開発する覚書に調印、市場を席巻する考えだ。

    森氏はこうした事態に危機感を募らす一人。「日本の自動車業界も、もっとEV開発・AI化などにシフトしてもいいのではないか」。その延長線上となる受け皿に、タイやインドネシアの日系法人の工場が就くという絵図を描く。「現在、日本国内で進めているハイブリッド車(HV)を含む従来の仕事は、インフラの整っているタイやインドネシアに多くを移管し、日本本社はEVや人工知能(AI)などの研究開発を今以上に強く専念する。そういう考え方になる可能性が有るのでは」と話す。ここで登場するのが、さらなる自動化や見える化の切り札であるIoTの技術となる。この導入がなければ、タイやインドネシアへの〝移管〟も水の泡。構想そのものが立ちゆかなくなる。ソディック製品の大半にはIoT機器と接続可能なインポート口が標準増備されており、その対応が可能だ。「Sodick IoT」による日・タイ・インドネシア工場の分業体制。日本企業には市場の変革に対応できるだけの高い能力があると説く。

    「タイ国内に於いて医療や航空宇宙産業など新しい産業への進出も考えられるが、まだまだ市場のパイは極小。それよりも、製造業の要である自動車産業への構造変革にどう対応していくかが急務だ」と森氏。30年間の経験と知恵が培った市場分析力が試される時が来ている。





     METALEX 2018:
Hall 102 BJ01


SODICK (THAILAND) CO., LTD.


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860/84 Moo 19, Soi 19, Navanakorn I.E. Zone 3, Phaholyothin Road, Klongneung, Klongluang, Patumthani 12120, Thailand
Tel : +662-529-2450-6

お問い合わせ先:

morin@sodick.co.jp


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