CASTEMA HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.

技術の伝承目指す高品質鋳物メーカーがタイにも


    印刷機械、船舶機械、射出成形機械、製鉄機械、工作機械などの鋳物部品を製造販売する大田鋳造所(広島県)は、5年後の2023年に創業満100年を迎える業界の老舗。そのタイ法人として2016年に設立されたのがCASTEMA HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.だ。タイの現場で指揮を執る野澤元昭Presidentはこの道50年を超える大ベテラン。これを創業家四代目の大田結美子GeneralManagerが経営面から支える。「少し遠回りをしてでも大切なものは品質。







それが最終的に顧客満足につながる」(野澤氏)と言い切る信念の下、タイで新たな橋頭堡の構築を目指す。

    FC、FCD、FCHといった鋳造能力を持ち、鋳造プロセスとして自硬性フラン樹脂鋳型、ガス硬化性-水ガラスCo2鋳型を採る同社。近年は、新たに低膨張合金鋳物にも取り組んでいる。その優れた技術は折り紙付きで、多種多彩な産業機械の鋳造部品を世に送り続けてきた。単なる価格競争だけでは太刀打ちできない安価な外国産に対抗できたのも、ひとえに品質が高い評価を受けていたから。顧客との信頼があったから。それをタイの大地で再現しようと取り組んでいる。

    まずは、機械加工部門としてO-CastThai Co.,Ltd.をチョンブリ県ピントン2工業団地に設立、先行稼働させた。今から10年も前の2008年のことだ。それから8年。タイの市場規模や需要動向、労働市場などの入念な調査を経て、満を持して進出となったのが鋳造部門のCASTEMA HEAVY INDUSTRIESだった。

    「熱処理部門の増設を検討している」と野澤氏は語る。背景にあるのは日本と同様の一貫生産体制の実現だ。「タイでも、図面の作成から木型の設計、鋳造、加工、納品までの一貫したサービス提供を目指している」と大田GMも期待を寄せている。

    そのための焦眉の急とするのが、現場に立つタイ人技術者の養成だ。「工場はハコを作るだけでは駄目。人づくりが最も大事」と野澤氏。「ここはタイ。日本と同じようにはいかない。素人を粘り強く丁寧に育てていく必要がある」とも。操業から2年が経ち、幸いにも離職者は少なく環境にも恵まれてきた。‘着実に焦らずに’を信条に、技術の伝承を目指している。

    75歳になる野澤氏の将来的な日本人後継者づくりも課題とする。「当社及びタイ事業をここまで育ててくれた功労者。受け継いでいく後継者を育成していくのも会社としての責務」と大田GMは言う。業界や関係機関にも働きかける一方で、外部からの公募も行っていく方針だ。






CASTEMA HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.


http://www.ohtachuzousyo.co.jp/


111/10 Moo5, T. Makhamku, A. Nikompattana Rayong 21180 Thailand
Tel : +66(0)38-949-372-5

お問い合わせ先:
大田 (Ota)
castema_ota@yahoo.co.jp


O-CAST THAI CO., LTD.


150/72 Pinthong 2 Industial Estate Moo.9 Nongkham, Sriracha, Chonburi 20230 Thailand
Tel : +66(0)38-347-096-7

お問い合わせ先:
o_cast_thai@yahoo.co.jp


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