Siam YUKEN CO., LTD.

表面処理市場のタイ先駆者 / 技術協力で
業界全体の底上げを目指す





    表面処理の総合メーカー「ユケン工業」(愛知県)は、めっき光沢剤(添加剤)、洗浄剤の開発販売、YC処理「亜鉛アルミ・フリークコーティング」の製造・販売を行っています。2011年にタイ法人を設立し、多様な顧客のニーズに応えている。その難易度の高さや特殊性から、タイの亜鉛アルミ・フリークコーティング業界は事実上まだ緒に就いたばかり。それでもローカル企業も少しずつ力を付け始めている。業界全体の底上げを図りたいと同社。まずは受注生産を拡大して、市場の牽引役を目指す。

    自動車の内燃機関や下部回りなど耐久性が求められる部品に施されるYC処理。これがタイ法人の現在の事業の中心となっている。自社開発の特殊なコーティング剤溶液にネジやバネなどの部品を浸漬。270度の高温で焼成し、仕上げる。液溜まりもなく、均一に塗布された被膜が、部品の耐久性、耐熱性、防錆性を引き上げる。高い評価の理由がここにある。

    だが、ここまでの高品質を実現できる在タイ企業はわずか。ローカル市場で見れば道半ばだ。そうしたアンバランスさが業界全体の成長を妨げもしている。現地法人Siam YUKENCo.,Ltd.(サイアム・ユケン)の後藤 安孝社長が関心を持つのもこうした点だ。「企業が個々に努力したところで限界はある。技術協力をするなどして、業界としての仕事の受け入れ体制を整えていくことが大切。全体の底上げを目指したい」と語る。

    その意味で、「タイ市場はうってつけの技術習得の練習場」とも。一年中外気温は高く、直射日光も強く降り注ぐ。雨期のスコールも部品の劣化に大きく影響を与える。自然環境そのものが耐久性のバロメーターとなっている。「こうした環境下で技術力を磨いていけば、どんなところでも対応できるようになる」と後藤社長は力説する。

    そのために、まずは自社の生産体制を強固にしていくという中期戦略を立てる。受注量を増やしていくことで、取り引きのあるローカル企業に仕事を紹介していくことができるからだ。当然に、技術協力もこれまで以上に濃厚となる。より多くの顧客ニーズの実現や難易度の高い受注を勝ち取っていくため、今年前半には新型のコーティングマシンを導入する計画でもいる。さらには、新業種への販路拡大も。研究開発(R&D)センターを工場内に併設するサイアム・ユケン。その挑戦は続く。







Siam YUKEN CO.,LTD.


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後藤
Mobile : 089-897-7707
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