OTC DAIHEN Asia Co., Ltd.

世界初!厚板の1パス溶接を実現
時間・消費量削減で大幅コストダウン



    アーク溶接機、アーク溶接ロボットの分野で日本トップのシェアを誇る株式会社ダイヘン(大阪市)が、世界初となる画期的な高能率アーク溶接システム「D-Arc」を開発。11月にバンコクで開催された東南アジア最大規模の国際工業見本市「METALEX 2017」でその姿を披露した。今年5月の日本での発売開始から半年。アジアで初お目見えとなるMETALEXのブースには開催期間中、多くの事業関係者が足を運び、優れたシステムを実体感した。今後はナワナコン工業団地にある自社のテクニカルセンターに機械を移設して実験デモを継続、世界最先端の技術を紹介していく。













     一般的な炭酸ガスアーク溶接では、材料の表面から加熱するため溶け込み深さは数mm程度であり、厚板溶接を行う際には開先加工を施し、溶接を幾層にも重ねる必要があるが、そのため開先加工と溶接作業が長時間に及んでいた。D-Arcはこれを一挙に解決。溶接ワイヤが金属の奥深くまで潜り込んでアークを発生(埋もれアーク)、材料の底部を直接的に熱し、最大19ミリの厚板鋼材の溶接が1工程(1パス溶接)でできるようになった。

    これにより、溶接時間とシールドガスの消費量が最大で80%も抑制できたほか、厚板溶接を行う前に必要な開先加工と溶接ワイヤの消費量がともに最大70%も削減した。さらに、溶接時に発生する熱量が大幅に低減することから、熱による金属の変形も少なくなり、変形後に行っていた修正作業の負担も軽減することとなった。

    埋もれアークの技術は、溶け出した金属が重力によって材料底部へなだれ込もうとすることから、制御が難しく実用化は困難とされてきた。そこで、同社は大阪大学接合科学研究所と共同で安定化制御の技術開発に着手。ドロップ移行とローテーティング移行と呼ばれる二つのアーク現象に着目し、デジタルインバータ制御式溶接機を使用することによって世界初となる溶接電流500A以上の炭酸ガスアーク溶接の安定化制御に成功した。

    その結果、最大板厚19ミリ広範の1パス溶接を実現。これまでの溶接技術では多層溶接が必要とされてきた大型構造物や建設機械、造船などの建築物の高能率化と高品質化が可能となった。同社では、1パス溶接の高い技術が作業時間や原材料などの削減を生み大幅なコストダウンにつながるほか、日本のみならず世界の工業界の発展に大きく貢献できるとして、展示会などで紹介していく考えだ。







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