ASIAN MARUYAMA (THAILAND) CO., LTD.

高圧ミストで消費電力を削減/毎週のようにデモ実演も


    タイで事業展開する多くの企業の古くて新しい悩みのタネが、高額に設定された電力料金。タイでは、電力の発電と配電(小売)は法律で明確に区分されており、その小売事業も公営企業が独占をしている。このため日本のような競争原理が働かずに、「電気代が高い」という現象が起こるのである。こうしたことから、電力使用量を抑えてコスト削減を進めようという企業の取り組みも盛んだ。高圧ポンプ・農林業機械メーカー「丸山製作所」を母体に持つ現地法人ASIAN MARUYAMA (THAILAND) CO., LTD.のアプローチもそうした一つ。群を抜く高い技術と使いやすさで導入を決める取引先も着実に増加をしている。












    同社が進める省エネプロジェクト「HP Power Saving Mist Project」は、パートナー企業Nissin Electric (Thailand) Co., Ltd.と共同で始めたエコへの新しい取り組み。熱を発生し消費電力の多くを占めているエアコンの室外機の外気温を、ノズルから噴霧された高圧ミスト(人工の霧)で冷却。電気代やCO2排出量を最大で20%削減しようというものだ。

    とは言うものの、大がかりな設備投資や施設工事は何ら必要としない。現地調達した部品をアッセンブリして独自にユニット化。室外機の周囲に取り付けるだけで簡単に設置ができるのだという。取り付けたその日から稼働し、その日から電気代が安くなるという手軽さ。償却期間も2~5年ほどで可能というから初期投資としても魅力だ。

    研究を重ね2016年3月からタイ国内で本格販売を開始。自動車部品、精密部品、樹脂等の成形品、加工食品などの幅広い業種で既に導入実績を持つ。最近は既存客からの紹介や問合せも増えてきており、毎週のように担当者が顧客先へ出かけてはデモンストレーションによる実演を行っている。「タイでエアコンを使わない企業はおそらくありません」と現法の加村賢治社長。「高品質で設置が簡単。それでいて効果が高く、あらゆる業種で導入可能という点を積極的に訴えていきたい」と語った。

    設置済企業を対象とした「横の営業展開」 (加村社長)も進めていく考えだ。これら企業のグループ会社や取り引きのあるローカル企業などへ働きかけを強め、費用対効果の面でも理解を深めたいとする。また、タイを拠点にベトナム、フィリピンといった新興工業国への進出意欲も見せる。タイ内外で知名度を向上させ、一気に市場を獲得していく絵図を描く。

写真) 現地法人ASIAN MARUYAMA (THAILAND) CO., LTD.の加村賢治社長(左)。過日、宮武純前社長からバトンタッチを受け取った。「私の代でスタートした事業を加村の代で開花させてもらいたい」と宮武氏。







ASIAN MARUYAMA (THAILAND) CO., LTD.


150/40 Moo 9, Pinthong Industrial Estate 2, T.Nongkham, A.Sriracha, Chonburi 20110 Thailand
03-304-6121

お問い合わせ先:
加村(Mr.)
kamurak@maruyama.co.jp
http://bizmatch.factorynetasia.com/jp/company/456624/ 



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