Toyo Business Engineering (Thailand) Co., Ltd.





■グローバルマーケットを見据えた競争力構築

    「競合は中国・台湾メーカー。彼らは圧倒的なコスト競争力と短納期を実現している。それに勝つためには工場内をビジュアル化して、徹底的にムダを省いていかないといけない」と語る菊池前Managing Director (現本社取締役)。 その実現に向けて採用されたのが生産管理システム「MCFrame」とグローバルERP・会計システム「A.S.I.A.」だった。

■導入の効果

    導入前は、担当者が使える範囲でしか使っておらず生産から経理までのデータが繋がっていない状態。また、手書きの書類が多くミス・やりなおしが頻発。毎月の実績がまとまるまでに1ヶ月もかかる状況で経営判断を行うどころではない、という状態だった。

    それが導入後の現在では、経営に必要なデータがタイムリーに入手でき、QCD改善のポイントがどこにあるのかのビジュアル化が進んでいる。例えば、サプライヤーに発注する際の支給品に関して、ロスになっている部品の種類とその量のモニタリングが可能となり、具体的な数字を持ってサプライヤーへの改善要求が可能となった。また、共通部品、専用部品毎に適切なリードタイムを設定できるようになり、不要在庫を減らすことにも成功している。

    新システムの導入には現場で抵抗感が出ることが多いが、現地での細かな導入支援のお陰で非常にスムーズに進んだという。その結果、社内での評価も高い。「毎月10日程度の時間が必要だった売掛・買掛の入力が、生産管理システムからのデータをそのまま経理システムへ転送することで完了できるようになった。また、売上のとりまとめもどの顧客にいくら、何の機種を販売したかが一覧でそのまま取り出せるようになった」(経理担当スタッフ)。

    「今回導入したシステムは、もっと有効活用できる方法があると考えています。課題だったタイムリーな数値把握は実現できたので、今後はどうやったら在庫を減らせるかといったアイデアが、現場から出てくるようにしていきたい」と今後の展望を語った。




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