FAが起爆剤 タイ産業高度化への道

Toppic

    かつては人間の手作業によって行われていた生産工程を無人化 し、生産性の向上を目的に採り入れられるようになったファクトリ ー・オートメーション(FA)。革新的な技術開発によってその対象分 野は、製造ラインのロボット化やプラント制御といった直接的な生 産現場から、在庫管理・品質管理・資材管理・事務管理といったラ イン回りにまで拡大、インターネット技術の発展によって工場のみ ならず事業所全体の制御さえ可能となってきた。FAとは何ぞやと 尋ねられ、工場や倉庫内での自動化システムだけを該当とする意見 は今では皆無に近い。その向こうには、限りのない成長性と可能性 を見ることができる。


    FAの浸透にあたり先駆的な役割を果たしてきたのが、日本の裾 野産業を支えてきた無数の中小企業による技術だ。工作機械など に装着する工具や治具、モーターや電力を制御するインバータ等 の電気機器、変化を検出し信号として伝える各種センサーやスイッチ、さらには各種デバイス。これらにコンピュータ制御技術や情報処理システムが加わってトータルとしての自動化、省力化、省エネ が推し進められ、産業界をけん引してきた。中でもコンピュータを 使った技術革新はとどまるところを知らず、さらなる発展が見込まれている。


    「モノのインターネット」という概念をご存じだろうか「。Internet of Things(IoT)」。コンピュータや端末機器などの一般通信機器に限定せず、この世に存在するあらゆる物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネット(クラウド)上で管理するシステムをいう。こ れにより、モノ本体やモノが置かれた環境変化の自動認識や自動 制御、継続的な遠隔計測が可能となり、さらなる自動化、省人化、省エネを進めることが可能となった。


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    これを生産工程に置いてみれば、効果のほどは一目瞭然だ。温度や湿度、照明の明るさ、さらには二酸化炭素の含有濃度までを自動 計測。得られたデータを元にコンピュータが最適な生産計画を立 案、インターネットを通じて指示を出し、実施に移す。人間の関与は もはや、デザインや最終消費といったごく限られた場面に移され、 大幅な自動化を果たすことができる。これらも広くFA技術の活用 ということができるだろう。


    この技術を個々の家庭に接続すれば、人間の暮らしそのものも FAの対象となってくる。例えば、家庭内の冷蔵庫に設置されたセン サー。毎日飲む牛乳や味噌、醤油の残量、さらには各種消費財など を自動計測。これを元に生産者は生産量を自動計算し、無駄なく効 率よく生産活動を行うことさえ可能となる。電気やガスなどの使用 量を自動計測するスマートメーターなども同様。自動車のタイヤの 摩耗具合、病院の診療記録なども対象となってくるだろう。


    このように、人類の未来を切り開き、生活に深く関与するまでに 成長したFAの最新技術。市場への貪欲さにはただただ目を見張る ばかりだ。



アジアの産業用ロボット稼働台数


Graph

Internet of Things (モノのインターネット)


Interner of thing

■特集の目次■


MITSUBISHI ELECTRIC FACTORY AUTOMATION (THAILAND) CO.,LTD.
タイ製造業のさらなる発展がカギ
高まるFAの重要性と人材教育

Fuji Electric (Thailand) Co.,Ltd.
地産地消のハブ拠点化を目指す
産業回りから省エネ・省力化も

THK株式会社
あらゆる産業に貢献する機械要素部品

コグネックス株式会社
生産の根幹を支える認識技術
あらゆる製造業への活用が可能

パナソニックデバイスSUNX
タイの生産ラインを支えるFA技術
センシング&コントロール

IDEC ASIA (THAILAND) CO.,LTD.
安全・制御のパイオニア
単品からワンストップサービスへ


引用:
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