DAIICHI CENTRAL (THAILAND) CO., LTD.

工場やオフィス、商業施設に設置された数多くのエアコン。同社によれば、タイでは依然として95%ほどがインバータ非搭載型のエアコンであり、こうした既存設備の切り替えが省エネや地球温暖化防止を進めたいタイ政府の方針とも合致するという。
インバータ式に改めるだけで電力使用量は大幅にダウン。同社では平均43%の削減に成功している。半分を超える電気代が節約できることも珍しくない。決して少額ではない設備投資が気になるところだが、節減できる電気代との相殺で、4~5年ほどで回収を終えるのが一般的。最近のエアコンは10年以上と耐久性も高いことから、思い切った切り替えを呼びかけている。小倉三英Managing Director(MD)も「ランニングコストを考えれば相当にお得です」と話す。
オゾン層を破壊する旧式の冷媒ガスはタイでも規制が強まる事が予想される。今後は、温暖化係数ゼロのフロンガス使用製品の導入が拡大すると見ており、こうした動きにも迅速に対応したいとする。
タイではダイキン工業のほか、三菱電機の代理店も務める。空調換気、電気設備の技術的な提案力や問題解決力には定評があり、これまでに工業系の生産工場のほか、食品加工工場、レストラン、大型商業施設などでさまざまな問題を解決してきた。設備の設計から省エネ試算、電力測定など、幅広い需要に応えられるのが強みだ。
日本本社ではここ数年、太陽光発電事業が売上の半数程度を占める。政府の売電事業推進もあって、今後も有望な市場であることは間違いない。そのノウハウと実績をタイでも活かしたいと考えている。熱帯にあって日照時間の長いタイ。太陽光事業の下地は十分に存在しており、後は環境整備を待つだけだ。「直ちに対応できる準備は整えておきたい」と意欲を見せている。
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