SEKI CORP (THAILAND) CO., LTD.

生産量倍増で第2工場を稼働
金型「系列工場」配置で迅速な対応






 デジタルカメラやオーディオなど弱電・車載向けの金型生産や、精密プレス加工による部品生産を行っているのが、東京・八王子に本社を置くセキコーポレーション。そのタイ現地法人が2012年に操業開始したSEKI CORP (THAILAND) CO., LTD.だ。ライバル他社に比べてタイ進出は若干遅れたものの、きめの細かい営業とサポート体制で生産量は予想を大幅に上回り、7月には早くも第2工場を稼働させるに至った。どんな取り組みがあったのか。

 「進出が遅かった分、ライバル他社と同じ事をしていては生き残れません。絶えず、新たな取り組みに挑むこと。お客様の目線に立つこと。これらを心がけました」。こう話すのは、日本の本社とタイ法人で社長を兼務する山木孝之氏。「小回りの効く中小企業だからこそできることがある」と力を込める。

 その一つに、タイ事業での金型部門の事実上の設置を挙げる。タイで精密プレス用金型を提供できる金型専業メーカーは少ない。だが、日本の自社工場に金型生産を依頼していてはコストも膨らむうえに、顧客ニーズに迅速に応じることはできない。そこで、マレーシアの優良な金型製造会社に出資をしてタイ進出を打診。事実上の「系列工場」として配置することでリードタイムの短縮にも成功した。「中小企業でここまでする会社は少ない」と山木社長。今では、7割の金型をタイ国内で調達する。

■幅広い業種に対応 / 早くも第二工場を建設

 業種にとらわれない営業体制も特徴の一つだ。従来、弱電メーカーとの取引が多かったところ、タイでは自動車部品など垣根を越えた営業を展開。新規顧客の飛躍的な開拓へと繋がった。生産実績はうなぎ上りに成長を続け、操業5年目にして当初計画の2倍に。新しい第2工場は、第1とほぼ同じ3200㎡。タイで本格開発の始まったEV、ロボットなども視野に生産倍増を目指す。

 確かな人事政策も高い成長へと繋がった。大手メーカーが林立する中部アユタヤ県を避け、北部の隣接県サラブリ県で工場を建設。豊かな労働力を背景に安定的な採用が可能となった。実績に連動した人事評価制度も導入した。この結果、従業員のモチベーションが急上昇。それまで25%もあった離職率は、14年以降わずか1%台にまで減少。仕事に取り組む姿勢も変化を遂げた。

 日本人スタッフ5人を配置するのも企業規模から言えば負担が大きい。だが、山木社長の視線はさらにその先を見据える。「日本人スタッフを置くことでサービス面での差別化ができる。製品、サービスで高い品質を維持して、近隣の東南アジア諸国にも進出したい」として話を結んだ。






SEKI CORP (THAILAND) CO., LTD.


Hemaraj Saraburi Industrial Land 16 Moo4, Bua Loi, Nong Khae, Saraburi 18140 Thailand
036-373-075~80

お問い合わせ先:
Mr. Ryo Kanmera (EN/JP)
kanmera@sekicorp.com
087-685-5662


株式会社セキコーポレーション


192-0046 東京都八王子市明神町2-9-22
(+81)042-644-3991
eigyou@seki-corp.co.jp
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