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リフレクタ技術で培った先端技術
新規分野での応用にも意欲






 わずかな光源を効率よく最高度までに広げ、散らす技術。それがリフレクタの持つ力。この分野での第一人者「西居製作所」がタイに進出してからはや10年。今年がいわば〝第2ステージ〟の初年に当たる。「光をコントロールするリフレクタ技術は、省エネにもつながる高度な技術。さまざまな新規分野に応用を進めていきたい」。西居グループ代表の西居 徳和氏は製造業立国のタイで、事業にかける意気込みを語った。

 東京・大田区で同社が生まれたのは戦後間もない1949年。興したのは、徳和氏の祖父 弥一氏だった。主にカメラなど光学部品製造で高い評価を得た同社。その後、父 賢氏が継ぎ、順調に社業を伸ばしていった。柱となったのは、追随を許さないリフレクタ技術。いつしか、「リフレクタ製造のパイオニア」、そう呼ばれるようになっていた。

 光を拡散させるリフレクタ部品は、デジタルカメラなどに内装される極小部品。表面が特殊処理されているため、わずかな傷も御法度な超精密加工部品だ。そのような条件をクリアしながらプレス加工できることが同社が選ばれる理由だった。高度の技術は、精密度を要するプレス加工、金型製作などへと事業を拡大していった。

 タイに進出したのは2007年のこと。日本市場の将来が見える中、「この技術を日本だけに留め置いてはもったいない。もっと世界に広めたい」と、当時の社長 賢氏は海を渡る決断を固めた。選んだのは、自動車や電気電子など製造業の集積地タイ。戦略的にもごく自然な流れだった。

 当初は精密プレス加工から。品質の良さなどが評価されると、5年後には金型事業へと軸足を広げていった。この間、タイ人技術者も育つようになった。タイで金型を生産し、メンテナンスまでの一貫対応。コアな技術を持つ同社だからできることだった。

 今後の製造業立国の行方を期待を持って見つめている。例えば、タイ政府が進める電気自動車(EV)開発。光の制御が最高度に進めば、それは全体として電気エネルギーの効率化にもつながる。電気が駆動力のEVにおいて最優先の課題と言えた。

 人工知能(AI)やロボットなど非自動車分野にも関心を向ける。いずれも政府の強い後押しがある。それらを現場で指揮しているのが、徳和氏の実弟で現地法人社長の広和氏だ。兄をサポートしながらタイで事業を進める同氏は「無限の可能性を感じるのがリフレクタ技術。祖父の代から始まった技術のリレーを、タイでさらに深化させたいと考えている」と話す。日本とタイを結ぶ兄弟の絆が、同社が持つもう一つの力の源泉だ。





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