HINO MOTORS SALES (THAILAND) LTD.

 


◎「お客様の車の稼働最大化」を常に考える/タイ日野がお届けするトータルサポート活動/
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Blind Point    


    「タイの市場においてトラックやバスは生産財。日々、長距離を走り、物資を届け、人々の暮らしを支えている。この稼働を絶対に止めるわけにはいかない。我々は、この考え方の下で、お客様の稼働の最大化、ダウンタイム「ゼロ」に向けたさまざまなサービスをお届けしているのです」。そう話すのは、日野モータース・セールス・タイランドの中村伸社長。常にお客様のビジネス第一で考えるサービス体制とその布陣。タイに進出して60有余年。同社の活動と取り組み(トータルサポート活動)について話を聞いた。


    HINO」のエンブレムをつけた車がタイの市場にお目見えしたのは、今から半世紀以上も前の1952年。戦時内閣を率いたピブーン・ソンクラーム首相がまだ在任中の時だった。今では国土を縦横無尽に走る高規格道路も、その1本すら存在していなかった時代。長距離鉄道は運行していたが本数は数えるのみで、長駆の交通手段はもっぱらすし詰め状態の大型バスに頼るほかはなかった。その貴重な市民の足が、はるばる日本からバンコク港に水揚げされたのだった。

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    ローカル資本の代理店から販売開始し、現法人の前身の設立は1962年5月。その後、現地生産も開始、現在、アマタナコンにある工場で日野ブランドのトラックとバスを生産している。 

    タイで販売しているのは、タイ工場で生産した積載量2tクラスの小型トラックから、コンテナが牽引できる50tクラスの大型トレーラーまで実に50種類以上。これに路線用と観光・従業員送迎用の大型バスがそれぞれ加わる。タイの稼働条件に合わせた的確な商品ラインナップは言うまでもなく国内トップ。どんなお客様の積荷ニーズにも対応可能だ。

    それだけではない。タイ全土に80カ所を上回る、購入相談から販売、修理・メンテナンスまでのフルサービスを行うディーラー(営業所)をくまなく配置。万が一、配送先や配送途中で故障やトラブルが生じても、日野の純正部品を常備したディーラーで安心安 全の質の高いサービスを受けることが可能となっている。日系企業が多く集積するレムチャバン港近くに年内にもディーラーを新規2店開業予定しており、一つは日系ディーラーによる日系企業へのきめ細やかなサービス、もう一つはタイ地場資本による42台分のワークショップベイを備える世界最大級のディーラー施設により、トラック稼働の多いレムチャバンエリアでのサービス体制を万全にする構えだ。またAEC回廊沿いにも拠点を増強し、15年末に発足するAECによるクロスボーター物流への着実な対応準備も進めている。

    メンテナンスや修理を行うエンジニアは、全員が日野の資格制度をパスした〝有資格者〟。マスターを筆頭にジュニアまで4階層。アユタヤ県バンサイにあるトレーニングセンターで実地研修を積み、パスをした者だけが資格を名乗ることが許される。各ディーラーでは、それぞれの階層のエンジニアたちが適切に配置がなされ、サービスの質を落とさない工夫も採られている。

    トラックのお客様は、物流業全般から製造業、建設業、農家まで実に多彩。販売エリアも全土に広がる。タイローカルから日系企業までタイの産業全般を支える顧客構成が、「お客様の車の稼働最大化」という同社の〝信念〟を導き出している。 

    その信念は、まず車体の耐久性となって顕れている。タイ工場で生産された商品の品質はどれも日本仕様。ただの1回もオーバーホールしないまま、長期間・長距離走行するお客様も多くおり、「とにかく壊れにくい。頑丈、丈夫」というのが日野のトラックに対する定番の評価だ。

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    ノー・オーバーホールで100万km走行を達成したドライバー全員を招いて、表彰するイベントも毎年実施している。オーナー列席の下、本人には記念品を進呈。全員で記念写真に収まれば、モチベーションも高まろうというものだ。100万kmも偉業だが、近年は他社にない200万kmノー・オーバーホールも毎年達成されている。車両の耐久性に加え、タイ日野ディーラーによる丁寧な車両メンテナンスが貢献している。

    トラックを維持する時に、何かと気がかりなのがランニングコスト、中でも燃料代だ。日本と同様に高額な燃料代。こうした負担に対しても貢献しようと、2009年からディーゼル(軽油)よりも安価な天然
ガスを燃料とした圧縮天然ガス車(CNGトラック)を市場投入。これまでに累積1万3千台以上を販売。市場シェアは驚異の70%超。天然ガススタンドは、タイ政府主導で今ではタイ全土に約500カ所が整備済だ。


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    メンテナンスにかかるコストを考えたアフターサービスにも抜かりはない。提供する「サービス・コントラクト」は、走行距離に応じた一定額でメンテナンスや修理がいつでも受けられる嬉しいサービス。しかも全国にあるディーラー全てで共通利用が可能というから、万が一の時にも修理工場を探す必要がない。車両維持のためのコストがあらかじめ計算できるとあって、利用者からの評判も高い。本格導入を始めた2010年から契約件数は2倍以上に伸びた。 

    路上でトラブルが発生した時又は入庫が難しい時に、簡単な整備・修理機能を持ったワークショップ・カーを派遣するサービスも行っている。名づけて「モバイル・ワークショップ」。ちょうど日本のJAFを模したようなサービスで、24時間対応のコールセンターも構え、最寄りのディーラーを案内するサービスも実施している。

    お客様のタイ人ドライバーに対する運転研修サービスも無償で行っている。毎月2回、専用の大型トレーニング施設で実施する「日野スマート・ドライバー・トレーニング」には1回あたり20~25人が参加。1泊2日で座学から実技までの研修を行う。シートベルトの効用や死角の位置、急ブレーキ、夜間走行の特性などをトラック運転の基本動作から危険運転まで実車を使って安全に学習することができる。 

    省エネ運転に対する理解を深めてもらうための時間も置いている。どのような運転を行えば燃費が上がるのか。逆に、どのようなことをすると燃費が悪くなるのかを入念に解説。実際に身体でも覚えてもらうと、受講者平均でその場で3割以上の燃費改善効果も得られるというから驚きだ。受講者の表情は真剣そのものだ。 

    14年に実施を始めた「日野スマート・ドライバー・トレーニング」の累積受講者は500名を超えた。お客様のオーナーたちからは「燃料代が節約できるようになった」「事故が減った」との評価が聞こえている。

    このほか、お客様の車両・ドライバー運行管理を支援するGPS、デジタコ、さらには安全確保などの最新機能を搭載した”IQ san(一休さんと呼ぶ)”という独自の新運行管理機器を間もなく導入予定だ。”業界初”となる省燃費運転トレーニングモードも搭載し、お客様の更なる燃費削減に貢献できる。 

    こうした一連の活動をタイ日野は「トータルサポート活動」と呼び、「お客様の稼働最大化、ライフタイムコストの最小化」を目指している。お客様のビジネス第一の考え方を原点とした日野モータース・セールス・タイランドの豊富で中身の濃いお客様サポート体制。多くのユーザーから支持が集まる所以と言うことができるだろう。


 

HINO MOTORS SALES (THAILAND) LTD.

212 Moo 4 Vibhavadi-Rangsit Road, TaladBangkhen, Laksi, Bangkok, 10210

Tel. 02-900-5000  担当:内山

URL: www.hinothailand.com


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