TICON Logistics Park Co., Ltd

 


◎ディベロッパーだからできる充実の貸倉庫サービス/需要拡大見込み、
地方開発を加速/TICON Logistics Park Co., Ltd


 IMG_2247  


    東北地方コンケーン空港から南に約20キロ。環状 バイパスからも約10キロの至近の場所にTPARKが開発を進めるレンタル倉庫団地「TPARK KhonKaen」の建設予定地はあった。保有する土地総面積は183ライ(約29万㎡)。ここに総床面積約14万㎡のレンタル倉庫を建てる計画で、このうちの第1期、1ユニットが約840㎡倉庫を12ユニット、今年第4四半期にも提供していく方針だ。隣地は英系ハイパーマーケット「テスコ・ロータス」の倉庫が建つなど、接続する国道2号線も交通量が多く、様々な集客が見込める絶好の立地。スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった食品・消費財向け倉庫、建築資材向け倉庫などに活用できるとして確かな需要を見込んでいる。

    一方、北部チェンマイ空港から南東に約16キロ離れたランプーン県のハイウェイ沿いの土地でも、同様のレンタル倉庫団地「TPARK Lamphun」が開発中だ。139ライの土地に総床面積約12万㎡の倉庫群。ここでも交通の利便性から配送センターなど小売業の需要が見込まれている。こちらも今年第4四半期に提供を開始する方針だ。北部だけではない。マレー半島に連なる南部スラータニー県でも新たな建設計画が進んでいる。これが「TPARK Surat Thani」である。市街地から約6キロの至近に総面積70ライの建設用地を確保した。ここに総床面積約4万㎡の倉庫を建てる計画でいる。

    これら地方3県のレンタル倉庫計約30万㎡が完成すれば、これまでバンコクを中心にタイ中部で圧倒的なシェアを誇ってきた同社の全国展開が一気に進む。しかも、新たな3拠点とも政府が開発を進めている南北経済回廊、東西経済回廊上の重要なロケーションになっている。将来的にタイからラオスやミャンマー等に向けてのクロスボーダー輸送の拠点となりうる可能性も高く、その潜在性は指摘するまでもない。「アセアン経済共同体(AEC)発足により、メーカーの製造拠点が国境に近い地方に移転していく可能性は無視しえない。労働者が増加し、消費が高まる、こうしたエリアの重要性はますます増していくだろう」とTPARKのパタン社長は話す。

    同社の開発モデルは大胆なように見えて、それでいて繊細で緻密だ。まず、市場調査を元に数十~100数十ライの土地を一括で取得。社内にある専門セクションのエンジニアが図面を引き、第1次レイアウトを完成させる。これを叩き台にセールスマンが初動営業を展開。この時、倉庫の拡張性の有無や駐車スペースの増設、常温倉庫やチルド倉庫の導入など、顧客の要望を子細に図面にフィードバックしていくことを忘れない。こうして出来上がった最終版を持参して再度、顧客の元へ。現場密着型あるいは顧客重視型と呼ぶべきか。ツボを押さえた営業と言えば、話は早い。

 

 

DSC_1472_edit


    こうした同社の〝強み〟について日系企業担当者の堀江茂行氏は「当社グループの事業がもともと製造業向け不動産の開発から始まっている点が大きい。すなわち、昔からの産業クラスターの分布を知っている。」と解説する。グループ親会社のタイコン・インダストリアル・コネクション(TICON)は1990年に誕生した。工業団地内でレンタル工場を建設、日系企業など海外からの進出企業に提供することで業績を伸ばしてきた。2000年代になると、倉庫・物流機能を外注化する企業が増えるようになり、この部門を切り離して独立させたのがTPARKだった。「大きな倉庫団地では、雨水処理対策、消火栓、電力確保、セキュリティー対応まで全てを自己完結でき、土地選定のコンサル機能も社内に有しているため、それが倉庫事業にも活かされている」と堀江氏は明かす


    そのレンタル倉庫業は、汎用性が高くさまざまなニーズに対応する「レディー・ビルド」が中心だ。1倉庫あたり総床面積1000㎡~最大10000㎡までの豊富なラインナップを用意しており、想定ロケーションは30箇所にも及ぶ。いずれも即時入居が可能で、建設において十分な経験と多様な設備で大半のニーズには対応可能なのが最大の特徴だ。公道から接続する取り付け道路の幅員も十分に確保してあり、安心、安全、拡張性で顧客の信頼も厚い。

    一方で近年は、設計の段階から顧客と協同で開発を進める「ビルド・トゥー・スーツ(BTS)」の需要も増えて来ているという。かつてはレンタル倉庫と言えば、自動車などの各種部品や建築資材、工業系物流倉庫といった利用がもっぱらだった。ところが、このところの消費の拡大や市場の拡張とともに、一般小売業や通信販売業、食品・レストラン関連業といった第3次産業の分野などで利用が増えてきているという。

    昨年5月には、流通大手グループ会社傘下の日系コンビニエンスストアーとの間で、東部チョンブリー県シラチャの国道7号線沿いにあるレンタル倉庫団地「TPARK Sriracha」のレンタル倉庫と契約を締結、業界の関心を集めた。コンビニエンス業界では各社出店を競い合う中で、TPARKからレンタルした倉庫をチョンブリー、パタヤー、ラヨーン一帯にある店舗への配送拠点とする計画でいる。


International Quality Standard 


    ほかにもある。大手フード・チェーン会社の店舗などに冷凍食材を納める豪州系物流大手が、中部アユタヤ県ワンノイに開発したレンタル倉庫団地「TPARK Wangnoi 2」に入居を表明したとして話題となったのも昨年10月のことだった。いずれもTPARKが手がけてきた「レディー・ビルド倉庫」とは違い、「BTSのレンタル倉庫」として建設したもの。同社では顧客の要望を受けて保冷施設の整備を進めるとともに、今後は地方も含め国民全体の購買力も上昇していくことから、食品関連企業をターゲットに保冷倉庫のノウハウ強化も推進していくことにしている。
 

    アセアン諸国など海外市場への進出も積極的に行う方針だ。すでにインドネシアではレンタル倉庫事業を展開中。タイ同様に自動車メーカーが注目していることから、多くの部品メーカーが集中するタイから輸出された製品を保管するレンタル倉庫をジャカルタに準備する。今後も急ピッチで市場の開拓を進めることにしている。このほか、タイと陸続きのミャンマーやベトナム、ラオス、カンボジアでも事業化を調査する。中でも、ベトナムとカンボジアについては食品や消費財の配送センターとしての需要が見込めることから、早々に市場調査を終えたい考えだ。

    これまで中心だったバンコクや東部エリア、中部アユタヤでの事業展開も継続して進めていく。バンコク東郊バンプリー・プロジェクトでは敷地面積を拡大中で、レムチャバン港近くでも第2フェーズの事業開発に着手する。一方で、危険物取り扱いも可能なレンタル倉庫需要もあり、増築中。

    適切なリスク分散を図りながら多彩なポートフォリオの構築を目指すのが、ロジスティクス業者であり、それをお手伝いすることがレンタル倉庫最大手TPARKの基本戦略だ。そして、それは「さまざまなオプションを考慮に入れながら事業の多角化を目指すが、タイ市場がアセアンのハブであることに変わりはない。これまでの事業を中心に据えながら動向を注視して大胆に行動したい」と話すパタン社長の言葉に的確に現れている。


resized_DSC_3382




TICON Logistics Park Co.,Ltd.    

13th Floor, Sathorn City Tower  175South Sathorn Road, Bangkok  10120  

Tel.  日本語窓口;  02-679-6565   

Tel.   081-255-0515     

URL: www.ticon.co.th/jp(空き倉庫検索可能)   


『FNA MAGAZINE THAILAND』掲載ページのPDF版をダウンロード

 


引用:
0