ANEST IWATA SOUTHEAST ASIA CO., LTD.

タイに工場を持つ唯一のコンプレッサメーカーが勧める
エア供給を最適化する3つのポイント





創業90年の節目を迎えたアネスト岩田。1926年の創業以来、日本の塗装機器・空気圧縮機をリードし続け、世界初の製品も開発している。社名の「アネスト」は「Active& Newest Technology」の略称。「常にいきいきとした活力と、新規性のある技術力を持った開発型企業であることを目指す」という思いが込められている。同社のタイとの関わりは約50年に及ぶ。輸出販売から開始し、ユーザ企業へのサポート強化を目的に2005年にANEST IWATA SOUTHEAST ASIA CO., LTD. を設立。コンプレッサメーカーとしては唯一タイに工場を保有している。順調に業績を伸ばしている同社の現状を聞いた。


  「販売台数が昨年対比で160%。少しづつだがコンプレッサ容量の適性な選定と、省エネに目を向ける方が増えてきた」と話すのは小田Managing Director。工場には必要不可欠なコンプレッサ。当たり前の存在であるが故に、これまで気にされる機会が少なかった。注目されるきっかけとなったのは、昨今のタイ国内の電力問題だ。「工場で消費される全電気量の20-40%をコンプレッサが占めている。元々電気代が高いタイ。そして近年の自動化設備導入の増加・増強に伴うエア使用量の増加があり、コンプレッサ見直しの流れがでてきた」(同)。
 
  使用量削減ポイントは“必要な時に、必要な箇所に、必要な分だけ”供給することだ。車に例えるとわかりやすい。「アクセル全開で走ればガソリンの消費量は大きい。平坦な道はアクセルを軽く踏む程度で、上り坂の角度にあわせてアクセルを踏み込んでいく」。コンプレッサも同様だ。必要に応じて調整することが必要であり、同社では3つのテーマでエア供給の最適化を提案している。

① 低圧化による省エネ

  「コンプレッサの設定圧力を下げることで、全体の電力消費量を抑えます」と話すのは高野マネージャ。「それにより圧力不足が起こる箇所にはブースターコンプレッサを設置して部分的に増圧をかけることで解決しています」(同)。設備の導入時から、設定を変更していない工場は要注意だ。アクセル全開になっている可能性がある。実は、新たな設備投資を実施しなく ても、これだけで10-20%の削減効果がでることもある。
 
② 分散設置による省エネ

  多くの工場では少数の大型コンプレッサで工場全体をカバーしている。これでは配管ロスが大きい。そこで、必要な空気使用量に合わせて小型コンプレッサを機器・設備の近くに設置することで、エアの量の調整を行う。使用しない時は止められることもできる。
  ③負荷変動追従による省エネ

SLPA-300Eは複数の圧縮機を一台に内蔵している優れもの。エアの必要量に応じて自動的に圧縮機の稼働台数が調整されるという仕組みだ。同機器の魅力は節電だけに留まらない。仮に内蔵の圧縮機の一台が壊れたとしても、その他の圧縮機は稼働を続けるためエアの供給が完全に止まることはない。
  「最適化で、必要台数が減るケースも多い。使用時間の減少に伴いメンテナンス頻度も下がる。電力量以外も削減可能です。また、エア漏れの点検サービスもしていますので、まずは現場にお呼びいただきたい」と高野マネージャ。
 
■現地生産の強み

  コンプレッサメーカーとして唯一タイに工場を構える同社。「コモディティーな製品であるからこそ、ソフト面は重要な要素だと考えている。だからタイに工場を構えることにこだわった」と語る小田MD。「部品交換が必要になったら、工場からすぐにお持ちできる。トラブルがあれば工場から設計者が駆けつけて、その場で対応できる。これは、現地でものづくりをしているからこそ」と胸を張る。現在、同社は日本人9名体制で活動している。
 
  「機械を売るだけの商売だったら9人も必要ない。工場によってラインも設備も異なるため、営業と技術が連携して個社別の提案が必要となる。適切なサービスを提供しようとしたらこの人数になった」(同)。
 
  コンプレッサの設置が、大型機を設置し一括配管する手法から、適地への分散設置が進む環境下で、同社が得意とする小型~中型コンプレッサの需要は高まる一方だ。そして、この万全のサポート体制。「2018年には2015年比で4倍の台数を目指している」と今後の方針を語り、力強くインタビューを終えた。





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