製鉄所稼働、間近

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ものづくりをしようとしたとき、材料が全て輸入となること。それがベトナムのものづくりの大きな弱点であると、随分長い間言われ続けてきました。しかし今年夏ごろ、ついにベトナムで製鉄所が稼働します。台湾プラスチックグループが推し進めてきた、ベトナム初の大規模一貫製鉄所が、ハティン省にて稼働開始するのです。ここには、JFEも5%資本参加しており、年間700tの鉄の製造を行う予定です。2016年中ごろにはまず350t、翌年、700tの生産予定です。この製鉄所により、熱延鋼板のベトナム調達が可能となると、大変な期待を持たれています。

 

先日、私たちNCネットワークは、日系自動車メーカーに協力いただきベトナム国内でも自動車部品を作れるようになろうではないか!と訴えかける会合を行いました。これには30名ほどの日系・ローカルそれぞれの会社が参加くださいました。また、ベトナムのローカル自動車メーカーも、サプライヤー候補の企業を集め、自動車部品にぜひ協力してほしいという趣旨の説明会を行ったと聞きます。製鉄所稼働の明るいニュースは確実に、ベトナムの産業に勇気を与える要因の一つになっています。ベトナムではまだ工具鋼の製造はできません。工具鋼の製造も出来るようになると、金型から塑性加工まで出来るようになりますから、引き続き期待は高まります。

 

 

材料・輸送・電気・水。これら、製造にかかわるインフラが整ってき、さらに中国-ASEANのFTA、TPP、ASEAN経済共同体などが次々と実行されてゆくにつれ、ベトナムのものづくりのアドバンテージは確実に高まってゆくでしょう。また、立地の優位性も存分に発揮できる時代が来るかもしれません。2020年を超えてくると、ベトナムでもモータリゼーションが起こるといわれています。市場の魅力アップと同時に裾野産業の確実な発展がされてくると、より豊かな国になるのではないでしょうか。

 

私は日本がとても好きです。農作物も漁獲物も美味しいし、ものづくりも素晴らしい。ふとベトナムに視点を移すと、少し日本と似ていると思います。ベトナムは農作物も漁獲物も美味しい国です。ここに、ものづくりの要因が加わってくると、もっともっと面白い国になるんだろうな、なるといいなと日々、思っているしだいです。

 

 

大塚 哲久:1982年2月生まれ。2010年9月株式会社エヌシーネットワークベトナム設立に伴い、ベトナム駐在。現地にて月に30件の工場訪問を重ねる。ベトナムからの調達活動のサポートおよび、ベトナムへの工場進出相談、サポートを行う。

 

 

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