インド-アジアと組んでインドを攻める?

アジアと組んでインドを攻める?

インド居住の日本人は外務省によると 2012年時点で約7,132人。2010年約 4,500人、11年約5,500人とこの数年の伸 びは著しく、日本人学校の在校生数も毎年 20%程度増加しているという。

フライトも昔は直行便といえば成田・デ リー間で週3便のJALとエアインディアだっ たが、今ではJAL、ANAが毎日直行便を運 行、さらにエアインディアもあり、以前に比 べ5倍近い本数が飛んでいる。

デリーでは停電が皆無ではないものの その時間は減ってきた。日本食レストラン も昔は1~2件だったが、最近では、デリー の近郊都市のグルガオンを中心に、両手の 指以上の数ほどはできてきた。また韓国料 理、イタリアン、インド式でない中華なども でき、シンガポールや香港で見られるよう な高級レストランもある。たかだかこの5年 でも、生活インフラは圧倒的に改善された と思う。しかしながら、日本人にとっていま だインドに住むことは「できれば避けたい」 ことであるようだ。インドに住んでいるとい うと「えー」とか、「よく住めますね、大丈夫 ですか?」と聞かれることも多い。

そんな中、先日空港でフィリピンからの グループと話す機会があった。話を聞いて みると日本の自動車部品メーカーからの 派遣でインドに駐在しているという。彼ら は日本の同社工場で10年近く勤務し、そ の会社のインド進出に伴いインドに赴任 してきたのだと。日本での工場での業務経 験を活かし、また英語も問題なく操る。さら に赴任地のえり好みもなく、会社から依頼 されたから来た、ときわめてシンプルだ。 確かに、英語もままならず、海外生活の経 験もなく、できることならインドには来たく ないと思っている日本人を送るよりも、合 理的だと思う。

以前インドよりさらに西のアフリカ市場 攻略をするのであれば、インドの地の利、人 の利を活かして、日本人だけでなくインドの 人たちにアフリカ市場開拓をしてもらうほう がよいのではないかという話が出ていた が、実際にはアフリカ市場に至るまでもな く、インド市場ですら日本人を先遣隊とする のでなく、既に日本で日系企業と長く付き 合ってきたアジアの人たちを組み合わせた 開拓のほうが合理的なのかもしれない。

繁田 奈歩:1975 年生まれ、2000 年東京大学教育学部卒業。インド・ニューデリー在住。インフォブリッジホールディングス代表取締役。日系企業のインド進出をマーケティングリサーチ、マーケティングコンサルティング方面からサポート。日本での各種インドセミナー、インド関連記事の執筆も多数行う。

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