花粉やハウスダストをしっかり吸引する家電の定番

花粉やハウスダストをしっかり吸引する家電の定番
新興メーカーの空気清浄機「AirEngine」が人気

北京で9月29日、呼吸器障害などを 引き起こすとされる超微小粒子状物質 「PM2.5」が6段階で最悪レベルの「深 刻な汚染」を観測。スモッグで真っ白に 煙った北京の街の様子は、数日後に PM2.5が日本にも飛来するとの観測と ともに日本でも大きく報道された。

北京でここまで大気汚染が進んだ 原因としては、暖房の燃料として石炭 を使用していること、自動車の排ガ ス、工場から出る粉塵や煤煙、排出 ガスが挙げられる。いずれにせよ、 高度経済成長がもたらした負の側 面であると言えよう。

ただ日本も高度経済成長期には、 現在の中国と同じように、大気汚染 に悩まされていた。特に三重県四日 市では1960年から72年にかけて、 同市にある石油コンビナートが発 する大気汚染により市民が集団で ぜんそくにかかるという事態に見舞 われた。この「四日市ぜんそく」は、 「水俣病」「イタイイタイ病」「カネミ 油症」と並んで、日本の4大公害の 一つに数えられている。

筆者はその三重県に隣接する愛 知県名古屋市で1960年代半ばに 生まれ育ったのだが、物心ついた ときから気管支炎に悩まされていた。 夜中に咳の発作が起こるなど症状は 重く、数年にわたって週に3日の頻度 で治療を受けたが一向に治らなかっ た。ところが70年代のはじめ、父親の 転勤で名古屋から東京に引っ越した 途端、咳がピタリと止まったのだ。四日 市と名古屋の距離は30キロあまり。当 時、東京でも光化学スモッグは時折発 生していたが、四日市を抱える東海地 方の大気は比較にならないほど汚染 されていたのだろう。

四日市ぜんそくから40年後の今、日 本では排出ガスの規制も進んだため、 空は随分きれいになった。しかし、80 年代以降に顕在化した花粉症やアト ピー性皮膚炎の原因の一つにもなっ ているハウスダスト、さらにPM2.5の 飛来など、高度成長期とは別の問題 が浮上。こうした中、住宅内にクリーン な空気をもたらす家電製品として定 番化しつつあるのが空気清浄機だ が、2013年にイチ押し商品として多く の家電量販店が推しているのが新興 家電メーカー、バルミューダの 「AirEngine」である。

2003年創業、現在でも社員20人と いうベンチャー企業であるバルミュー ダの名を世に知らしめたのは、空気清 浄機ではなく、1台3万円の高級扇風 機「Green Fan」。従来の扇風機から出 る風は渦を巻きながら「点」で進むた め、長時間体に当てると疲れてしまう という欠点があった。これに対してバ ルミューダの扇風機は、大きさと形状 の異なる羽を2枚組み合わせること で、扇風機から出る風を点ではなく 「面」にすることに成功。

結果、自然のそよ風のような優しい 風を実現した。消費電力が従来型扇 風機の10分の1ということも、東日 本大震災と福島第一原発の事故で 省エネ意識の高まった日本市場で 販売を後押しした。サイクロン式の 掃除機と羽のない扇風機のヒット で知られる英ダイソン社とともに、 バルミューダは日本で高級扇風機 市場を創出した立て役者だと言わ れている。

そのバルミューダが扇風機の次 に進出したのが空気清浄機だ。 2 0 1 2 年秋に投入した1 号機の 「JetClean」に続き、今年9月末に発 表したばかりのAirEngineのキャッ チフレーズは、「これまでで最も強 力に空気を吸引する空気清浄機」。 花粉サイズの粒子の吸引力は他社 製同等製品の約4倍、PM2.5は19 分の稼働で90%を吸引(※)すると いう。強力な吸引力を実現できたの は、同社の開発した独自構造にある。 まず、他社製の従来製品では一つだっ たファンを二つに増やすことで、強力 な吸気と送風を実現。さらに、やはり 他社製で斜め上の方向になっていた 送風を真上に上げることにより、部屋 をまんべんなく循環する気流を作り出 すことに成功している。

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