シンガポール-広がるシンガポールの国土面積

広がるシンガポールの国土面積

シンガポールの国土面積は長年の埋め 立て作業により、そのオリジナルと比較し て約24%も増加している。

東インド会社のラッフルズ卿が未開発 だったシンガポールに商館建設の許可を 得た1819年当時の面積は約578km2だっ たが、昨年には約716km2に達している。 埋め立てがピッチをあげたのは、マレーシ アから分離独立し国家として成立した 1965年以降で、以前の国土の広がりは 0.6%に過ぎなかった。

建国当初はまだマリーナ・ベイは存在せ ずシンガポール川の河口は緩い角度の湾 状ですぐに外洋に面していた。マリーナ・ベ イが成立するのは1970年代のことで、完 全に人工的なハーバー(湾・入江)である (現在はその外洋との入口にダムが建設さ れ、潮流の上昇と海水の流入が防がれる 形で淡水化が行われ、すでにハーバーでさ えなく貯水池として運用されている)。

また、シンガポール島西部のトゥアス地 区は近年の埋め立てが目覚ましく、南に向 けて産業エリアが半島状に長く連なってい るほか、サクラ島など複数の島が埋め立て により1つの島となり、石油精製工場などの プラント専用の場所としてジュロン島が成 立している。

これら埋め立てには高温度による焼却処 理がされたごみと近隣諸国からの輸入に よる砂が利用されて来た。2000年代中頃 には砂の輸入元として大きく依拠していた インドネシアからの輸入が、インドネシア 側からの輸出禁止により不可能となって問 題化したことがあった。輸出禁止の理由は 採取地での環境破壊とされたが、両国の境 界の確定や政治犯の引き渡し協定の交渉 などの政治的理由があると言われている。

2011年からはミャンマーのダウェイ川 からの砂が輸入されることになったが、ミャ ンマー側での砂の採掘事業の不透明さや 環境および周辺住民の生活への悪影響が 報じられている。

輸入砂は埋め立てに限らず建築資材と しても活用されるため、コンクリートの価 格の上昇など建設費用の変化にも影響し ている。

岩田弘志:1998年シンガポールに渡る。引越会社、メディア会社な どでの勤務経験ののち独立。ウェブメディア「シンガポール経済新 聞」編集長やシンガポール和僑会の代表理事などを務めていた。 現在はビジネスドメインをシンガポールからアセアン地区に拡大 を図り、翻訳記事を配信する「ミャンマーエクスプレス」編集長など を行いながら各国を回っている。

 

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