タイ——さらに近づく、タイと日本の関係

今年3月、Factory Network Asia Group においてFactory Network(Thailand)が正式に設立されました。日本のものづくりをアジアに広めていくという想いの下、タイと日本を含むアジア各国との橋渡し役となれるよう体制を整えていきたいと考えています。

そこで、改めてタイと日本の関係について、現在の状況を大枠の視点で俯瞰してみます。日本のアジア各国における2011年の対外直接投資額は1位:中国126億$(≒1兆1300億円)、2位:タイ70億$(≒6,300億円)、3位:シンガポール45億$(≒4,050億円)、4位:インドネシア36億$(≒3,200億円)と、タイは堂々の2位にランキングしています。マーケットの規模を考えると、人口14億人の中国に対し、6,500万人のタイにここまで投資が集中していることに驚きます。

また、日本からタイへの直接投資額の推移を見てみると、2008年:20億ドル、2009年:16億ドル、2010年:22億ドル、2011年:71億ドルとなっており、円高の影響もあってか、2011年はせきを切ったように3倍に跳ね上がっています。現在、タイに進出している日本企業は約6,000社と言われますが、帝国データバンクが2011年に発表したデータによると約3,000社で、うち6割が製造業、続いて卸売業、サービス業となっていますが、注目すべきは年商10億円~1000億円規模の企業が7割を占めており、特に中小企業の進出が多い点です。

なぜ多くの中小企業がタイに進出していくのか?

仕事柄、中小企業様とのお付き合いが多いのですが、中小企業はサプライチェーンの一部としてビジネスが成立しますので、前工程・後工程の産業が充実した環境があるかどうかというのが非常に大きなポイントです。2001年にタクシン首相が「タイをアジアのデトロイトにする」と宣言したのを皮切りに、サプライチェーンの頂点である大手自動車メーカーがこぞって進出を始めたことで、インフラが充実、日系であってもビジネスがしやすいという環境を築いてきた・・・・・・というのは定説ですが、実際にタイに来て触れてみて頂くと雰囲気の明るさや食事が美味さ、生活しやすさなど、タイのたくさんの良さを体感できると思います。

チャイナプラスワンと言われ久しいですが、そのプラスワンの筆頭となるエリアにおいて、新たなチャレンジをする皆様に、現場から様々なお手伝いをさせていただきたいと考えています。

北村 淳:1978年生。横浜国立大学 電子情報工学科卒業。ITベンチャー企業、外資系経営コンサルティング会社で事業再生プロジェクト等を経験、(株)事業革新パートナーズで国際展示会や海外での商談会企画・実施の経験を経て、Factory Network Asia (Thailand) のGMに就任。本誌P20-P21にてタイ通信を担当中。

Company Name:*
Name:*
E-mail:*
Mobile or
    Telephone:*

※Please input international code(国番号からご入力ください) JP:81 CH:86 TH:66 Ex)81-03-0000-0000


*Please input all