ベトナムの建築事情

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 発展著しいと言われているベトナムですが、確かにどの都市も数年行かないと大きく様変わりして、どこへ行ってもビルや住宅、道路などが建築中である光景が見られます。この状況を見てかなり大きな市場性があると思い、多くの外資系建設会社や内装工事会社などが進出しています。しかし、多くのプロジェクトはローカル主体で動いているものばかりで、外資系と組んで高くてもより良い技術や材料を使ってといったものはまだ僅かなようです。ベトナムは体に感じる地震はほとんど無く、自然災害も少ないので、日本のような耐震性の基準は全く次元が違うと思いますし、それは必要ないと感じているのだと思います。


 進出した建設企業はまず現地での実績づくりが必要ですので、日本品質を求める日系企業へアプローチをして、徐々に仕事を拡大している最中という所が多いです。しかし、全ての日系企業が日本品質を求めているわけでなく、単純に価格を比較してローカルにオーダーして特に問題ないという企業もたくさんあるわけです。


 ローカルを使った企業のその後を追っていくと、大きく2つに分かれるのですが、例えば工場が数年経ったらあちこち傷みだして、修復作業はもう日系にしか頼みたくないという企業もあれば、ローカルは安いから壊れたらその都度直せばいいよと割り切っている企業もあります。

 

 

 以前こんなことを聞いた事があります。自分の家を建てるのにまず見積もりに同意して建築が始まりますが、ワーカーは一日でも長く働いたほうが日給が出るので、仕事が遅くサボリ気味。もちろん工期と金額で縛らないといけないのですが、会社はなるべく早く完成させて次の仕事を見つけたいため仕事が雑になる、となかなか難しいものです。ハノイとホーチミンでは市内鉄道を建築中ですが、これも延びに延びています。理由はお金が足りないからという噂も聞きますが、本当にできるのかな?と思ったりします。
 

 90年代の第1次ベトナムブームから二十数年経ち、その間、止まることなく新たな建築物やインフラが整備され、街並みも大きく変わりました。今、私がいる事務所の両脇では新築工事をしています。ベトナムの家は壁と壁が寄り添うように引っ付いているので、ものすごくうるさくて、時にはまともに電話で話せないほどです。少し参っています。あと何カ月続くのかな?

 

鈴木一也:1968年5月生まれ。2014年7月株式会社NCネットワークベトナムに駐在。日々、日系、ローカル、外資の工場訪問を繰り返し、困りごとを聞いて回る。ベトナム暦23年の経験も活かし、調達先探し、営業サポート、ベトナム進出など、製造業に関わる相談、サポートを行う。

 

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