無錫工場の設備増強にタイ拠点の開設,中国国内外で攻勢をかける鵬飛集団

鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司
会員番号:60175
所在地:江苏省无锡市新区旺庄工业集中区城南路199-1B号工业厂房 
電話番号: 0510-8536-8926   担当者:朱東煥

 1997年に創業、金型や金属プレス製品を製造する鵬飛集団(PENGFEIグループ)は、広東省深圳市・恵州市、江蘇省無錫市、江西省吉安市に展開しているが、中国市場が減速するなか、無錫工場が積極的に設備を増強し、生産能力を高めている。またタイにも進出し、同集団は海外でも攻勢をかけている。


鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司金型からプレス製品までを一貫生産

 主にOA機器や自動車の部品を手がける鵬飛集団にとって、OA機器部品の生産は創業から中核をなす事業であり、ほぼすべての日系OA機器メーカーの部品を生産している。無錫工場では、そのOA機器部品を中心に金型の製造から金属プレス製品までを一貫して手がけている。


 強みとする金型の寸法公差は、±0・003ミリに制御。プレス製品は、構造が簡単なものから複雑なものまで対応する。特にプレス加工においては、絞り加工と精密加工を得意とし、その生産形態もプレス順送加工、プレスロボットライン加工化を推進し、自動化による生産効率を高め、顧客から大きな信頼を得ている。


 同工場はここ数年で急拡大した。「2年半前に赴任した際には、いまいるこの建屋には何もなかったし、ロボットラインもなかった」と振り返るのは白井健二・董事技術総監だ。その変化はハード面だけではない。赴任当初は「PDCAサイクルや5Sがいまひとつだった」(白井氏)が、白井氏の指導により、ソフト面も変化している。日系企業と取引する以上、日系の管理手法を取り入れていかなければならないということを従業員が理解することで、改善してきているのだ。


鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司


板金設備4台とワイヤー放電加工機を導入

鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司 同工場では近年、積極的に自動化を進めてきたが、設備投資はそれだけでない。新たな設備を導入することで、加工の幅を広げている。アマダ製のベンディングマシン2台、レーザ加工機、ターレットパンチプレス(タレパン)を2018年9月に導入した。


 OA機器メーカーは最近、各社とも業務用の大型コピー機に注力している。それには当然、大型の部品が必要になるが、それに合わせた金型を製造するには莫大なコストがかかる。そのうえ、業務用分野は多品種少量生産が求められるため、従来の生産方法ではコストに見合わない。そうした条件にぴったりなのが、金型を必要としない板金加工なのだ。今回、4台の設備を導入したが、それでも受注量に対応しきれないため、19年はさらに増強する計画だ。


 大型といっても、部品に求められる加工精度は高い。「家電製品よりも一桁上の精度が求められる」(白井氏)ため、公差はピッチ間を±0・05ミリ、歪みを±0・2〜0・3ミリに制御しなければならない。それを可能にするのは設備の能力だけでなく、ソフトウェアの力も大きい。たとえば金属板は曲げると縮む特性があるが、材料や材質、加工条件に合わせて最適な縮みしろを計算してくれるのだ。こうして培ったノウハウは、ほかの分野にも活きる。最近では、家電や自動車分野での引き合いも多い。


 さらには、金型の受注増に対応するため、ソディック製のワイヤー放電加工機も新たに導入した。加工精度は±0・005ミリを実現。温度管理された室内で24時間稼働し、短納期にも対応する。


 また、同集団では付加価値を高めるため、アセンブリにも取り組んでいる。無錫工場ではまだ小さなユニットが中心だが、深圳工場では本格的に展開している。そのノウハウを活かし、無錫工場でもアセンブリを拡大させる計画だ。



鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司

 

19 年春に本格稼働開始予定のタイ工場

 同集団ではプレス製品だけでなく金型の販売量も多いが、その供給先は中国国内にとどまらない。「深圳工場からはドイツ、米国、メキシコ、トルコ、無錫工場からは日本、マレーシア、タイ、ベトナムなどに輸出している」(章剛副総経理)ため、ドイツと米国に事務所を設置しているほどだ。


 海外展開をさらに加速させようと、17年には初の海外生産拠点として、タイ・チョンブリー県に工場を建設。同年12月に第1期工事が竣工した。プレス機17台、ワイヤー放電加工機2台、平面研削盤1台を導入し、さらにマシニングセンタも導入する予定だ。タイでは「金型の加工業者を探している企業が多い」(白井氏)ため、金型製造にも力を入れ、OA機器だけでなく家電メーカーもターゲットに想定する。日本人が現地法人のトップを務め、5名の従業員を採用。本格稼働の開始は19年春を見込んでいる。その頃には白井氏も技術指導に入り、後方支援する予定だ。


 タイ拠点を利用することで、今後はさまざまな展開が考えられる。無錫工場で製造した金型をタイ拠点を経由し、マレーシアに納品する計画もある。タイ拠点の開設により、鵬飛集団はよりダイナミックに海外展開を加速させる。


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