第21回上海国際映画祭

 

 6月16日から25日の10日間にかけて、第21回上海国際映画祭が開催されました。この映画祭は1993年に始まり、中国で唯一、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭として、毎年6月に上海で開かれています。映画文化の普及と映画産業の発展を目的として、毎年10日間の会期中に国内外の約500作品が上映されます。  

 

 今年は492作品が1621スクリーンで上映され、46万人を超える人が来場しました。公式チケットアプリ「淘票票」によると、6月9日の朝8時にネット発売を開始してからわずか1分で3万2401件の注文があり、5万2894枚のチケットが販売されました。私もこの戦いに参加しましたが、見たかった映画は1本しか予約できず悔しかったです。  

 

China 今回の映画祭では、世界108カ国から 計3447作品がエントリー。その中から73カ国・地域の計590作品が主要コンペ8部門を争い、最終的に13作品が選定されました。中国の監督兼俳優の姜文(ジャン・ウェン)さんを委員長とする審査委員会が慎重に選定作業を行い、24日、上海大劇院で金爵賞(Golden Goblet Awards)の授賞式が開催されました。  

 

 受賞結果は、スイスとモンゴルの共同制作による『OUT OF PARADISE』が最優秀作品賞を獲得。中国映画『阿拉姜色(ALA CHANGSO)』が審査委特別賞と最優秀脚本賞、日本の『さよならの朝に約束の花をかざろう』が最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。  

 

 日本映画が多く選出される映画祭としても知られており、「日本映画週間」など特別イベントが人気を集めています。今年も『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『ラプラスの魔女』『先生!、、、好きになってもいいですか?』『となりの怪物くん』など多数の日本映画が上映されました。人気俳優の新田真剣佑さんが招待され、映画『OVER DRIVE』のレッドカーペットイベント&公式上映に参加し、中国のファンの熱い声援を受けました。  

 

 また、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』が23日に公式上映され、是枝裕和監督や出演者の松岡茉優さんなどの著名人が舞台挨拶をされました。是枝監督の知名度は中国でも高く、チケットは発売から20秒で完売し、会場は1000人を超えるファンで満席でした。是枝監督は、「中国でも多くの方にこの映画を届けられたら」と想いを語られました。  

 

 今年は、日中平和友好条約締結40周年の節目の年です。この映画祭のように、日中両国の文化交流がさらに深まることを期待します。

 

                                  FNA マガジンチャイナ 編集部

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