ベトナム人とワールドカップ

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 今年は4年に一度のワールドカップが開催されました。この記事を書いている日は、日本が残念ながらベルギーに敗れた後です。  

 

 近隣の東南アジア諸国と同じように、ベトナムもサッカーは一番人気のあるスポーツです。大都市ではカフェやバーなどに設置された大型スクリーンを大勢で見ながら、ひいきのチームを応援しています。地方の田舎も規模は違いますが、同じようにカフェやバー、レストランに設置された大都市より少し小さめなテレビで、場所によっては路上まではみ出して観戦です。特に男性はワールドカップ、世界のサッカーに対する知識が豊富で、ワールドカップの歴史や歴代のスター達の名勝負などを何度も語って、周りが「はいはい、わかりました」となっていても熱く大きな声で語るおじさんが多いのが特徴です。  

 

 

 また、別な意味で熱くなっている人達がいます。賭けをしている人達です。厳密には違法行為なのでしょうが、人生を賭けてしまった人もたくさんいます。バイクを賭けた、車を賭けた、家と土地を全部賭けたなどの噂やニュースが出てくるのは、ワールドカップ時期に付き物です。現金も一般人が数百万円単位で賭けることはよくあることです。そんなに賭けていると、審判の判定ひとつひとつにはあーだこーだとクレームを入れ、選手には大声で指示を出していますが、監督ではないのでどうにもなりません。ベトナムのナショナルチームも年々自力をつけていますが、私が生きている間にワールドカップに出場できるか? これに関して賭けをしてみたくなります。  

 

 ベトナムチームが、アセアンカップなどでタイに勝利した時はそれはもう凄い騒ぎです。夜通しバイクで走り回り、ホーチミンの人間は100km離れたブンタウまでバイクで走り、事故が起きて命を落とすのもよくあることです。  

 

 日本も昔に比べるとサッカー応援の過熱さが際立ってきましたが、世界のそれに比べたらどうでしょう? 翌日はしっかり出勤して、何事もなかったかのように日常に戻りますが、ここの国の人達は翌日に母親が病気になることが多く、欠勤が増える現象があります。  

 

 でも、我を忘れて夢中になれることは良 いことですよね。

 

鈴木一也:1968年5月生まれ。2014年7月株式会社NCネットワークベトナムに駐在。日々、日系、ローカル、外資の工場訪問を繰り返し、困りごとを聞いて回る。ベトナム暦23年の経験も活かし、調達先探し、営業サポート、ベトナム進出など、製造業に関わる相談、サポートを行う。

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