ジャカルタの生活費

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 よくジャカルタは物価が安くて良いねなどと言われますが、果たして本当にジャカルタの生活費は安いのでしょうか。今回はジャカルタの生活費についてお伝えしたいと思います。

 

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 ジャカルタに住む一般的な日本人(日本企業から派遣された駐在員の方々)は、ジャカルタ中心部で外国人向けのマンションの一室を借りて住んでおり、概ね月額USD1,500~3,000程度の家賃を支払っています。家賃は基本的には1年分前払いです。ローカル向けのより安い家賃の家もありますが、安全性や快適性の理由から、多くの日本人はそのような場所には住めません。


 ジャカルタの家は、東京の同じ家賃の家よりも遥かに豪華ですが(通常マンションにプールやジムがついています)、ジャカルタで暮らすにはそれなりの家賃を支払わざるを得ないでしょう。

 

 また、ジャカルタでは移動は基本的に車となり、カオス状態のジャカルタの道路で日本人が車を運転するのは危険ですし、常に大渋滞のジャカルタで運転するのは大きな苦痛となるので、多くの日本人は車をリースし、ドライバーを雇っています。これに月額USD1,000程度は必要でしょうか。


 食事に関しては、ジャカルタではどのような料理でも一通り揃っています。ローカルフードを食べれば安い食費で済みますが、多くの日本人にとってはそのような食生活は耐えられないでしょうから、やはり日本から進出している和食店などでの食事が多くなるかと思います。その場合の値段は日本と変わらないか、日本より高い場合もしばしばあります。したがって、普段の食費は日本と大差ないかと思われます。


 このように見ていくと、一般的なジャカルタ在住の日本人にとって、基本的な生活費は日本と同程度かむしろジャカルタの方が高いのではないかと思われます。しかし、日本企業から派遣された駐在員の方々については、通常、家賃の全部または大部分、車のリース料、ドライバーの給料などが会社負担となり、海外手当てなどの手当てももらえるため、結果的に金銭的にはジャカルタ生活の方がだいぶ楽になるようです(もちろんその他の面で色々ご苦労されているとは思いますが)。

 

津田雄己:1980年4月生まれ。京都大学法学部卒、南カリフォルニア大学(米国)ロースクール修士課程修了。日本法弁護士、米国NY州司法試験合格。日本の大手法律事務所、インドネシアの法律事務所での勤務を経て、2013年からシンガポール最大手のRajah & Tann法律事務所ジャパンデスクに加入。現在、同事務所の提携先のインドネシアの法律事務所であるAssegaf Hamzah & Partnersにて執務中。インドネシアを中心に、日本企業のアジア進出を支援している。