緑化率世界一のシンガポール

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シンガポールからコーズウェイを使ってジョホール海峡を渡り、マレーシア側のジョホールバールに着くと、途端に気温が上昇したのが感じられる。どちらの都市もマレー半島の先端部で地形上の大きな違いはなく、この温度差は街路樹などの整備具合に起因しているように思われる。

 

マサチューセッツ工科大学のMIT センサブル・シティ・ラボが最近発表した、開発によるTreepedia は、世界の17 都市の衛星写真からの計測した緑地率を掲載している。それによると、シンガポールの緑地率は29.3%。2位のシドニー(オーストラリア)およびバンクーバー(カナダ)の25.9%を大きく引き離し、堂々の一位に輝いている。

 

「 Garden City」..建国から数十年かけて緑を育んできたシンガポールは、いつごろからかこう通称されるようになった。数年前、国立公園局はその「Garden City」という呼称に満足せず、住環境から職場まで、公園そのものの管理から公園間をつなぐ通路の整備まで、様々なテコ入れを行い、「City in a Garden」を目指すことを発表した。

 

                     金融街ラッフルズプレイス脇のクリケット場「パダン」 

                                                                   by Robert Lowe(https://www.flickr.com/photos/rmlowe/)

 

そんなシンガポールの伝統的かつ積極的な緑化策の見どころは、街のそこここにみられるが、シンガポールを訪れる人に敢えて「ここは観ておいたらいい」と勧めるとしたら、次の場所が挙げられる。「シンガポール植物園」「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」「6 Battery Road」「オーチャード・ロード」「イーストコースト・パークウェイ」だ。

 

「シンガポール植物園」は、在住者なら知らない人はいない、植民地時代からある伝統的なイギリス式庭園で、2015 年にシンガポール初の世界遺産として登録された。「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」は、複合カジノリゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」に併設する形で作られた新巨大公園。

 

オフィスビル「6 Battery Road」では1階吹き抜け部分に、屋内ながら巨大な壁面緑化を確認することができ、目抜き通り「オーチャード・ロード」や空港から都心部へ向かう高速道路のひとつ「イーストコースト・パークウェイ」は、道路をドーム状に覆いかぶさるように巨大な樹木が直射日光を遮り影を作っている。これらの樹木から枝が落ちて大事故になったりしないよう、きめ細かくメンテナンスが行われていることを想像しながら見るといいだろう。

 

岩田弘志:1998年シンガポールに渡る。引越し会社、メディア会社などでの勤務経験ののち独立。ウェブメディア「シンガポール経済新聞」、「ミャンマーエクスプレス」編集長などを歴任。シンガポール和僑会代表理事も務めていた。現在はシンガポールと日本各地を巡りながら、コミュニティ・ビジネス「セッションX」を立ち上げに勤しんでいる。

 

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