ベトナムの展示会

vietnam

 

10 月初旬にベトナムホーチミンにて製造業展示会METALEX VIETNAM が行われました。ベトナムの製造業関連展示会では最大規模だと思われます。多くの日系企業が参加していましたが、単独出展というよりは自治体のサポートを受けての出展が多く、各自治体が海外進出サポートに力を入れているのが分かります。


同時開催でジェトロ主催のブースには日系のビックバイヤーが出展していました。多くの現地日系メーカーは現地調達化を進めています。現地調達する意味としてコスト削減、納期短縮などが挙げられますが、数多くの調達部品を全て現地化するのは容易ではありません。技術に信頼のおける日系企業からの調達はコストが一番のネックになります。またコスト減だけを考えればローカル企業の方が良いですが、技術力が伴わないケースが多々あり、なかなかうまくいかないものです。

 

201612_vietnam

 

出展者の多くは自社製造部品や製品のベトナムでの売り先を探しています。日系企業は日本製であるというアドバンテージがあり、どこの国よりも高く興味を持たれます。しかしながら、現地調達化の流れの中、現地法人を持たない日本企業の売り込みは簡単ではありません。例えば、こんな精密度の高いものを作れる企業が現地にあれば、と思いますが、購入者側からすると、コストと納期が割に合わない取引になってしまうケースがあります。かといって、売り側はその仕事を当てにして進出を考えるのはリスクが大きく、現実的ではありません。そういった意味でも、このような展示会では売りだけを目標にするのではなく、現地パートナーを見つけるといった方向性も考えなければなりません。

 

自社の技術力を現地パートナーに注入し、日本から遠く離れた地で自社の製品を製造できる拠点ができるわけです。これには中長期的なプランと忍耐が必要ですが、企業の次世代を考え生き残る方法の一つとなると思います。

 

特に日本から出展した企業は、次段階として現地企業を訪問し、現場を見て担当者とのコミュニケーションを図ることでベトナムとの関わりが深まり、関係を保っておくことが重要です。外国人同士の取引は、現場で顔を合わせて話すことの信頼が大切のようです。

 

 

大塚 哲久:1982年2月生まれ。2010年9月株式会社エヌシーネットワークベトナム設立に伴い、ベトナム駐在。現地にて月に30件の工場訪問を重ねる。ベトナムからの調達活動のサポートおよび、ベトナムへの工場進出相談、サポートを行う。

 

Company Name:
Name:
E-mail:
Mobile:

※Please input international code(国番号からご入力ください) JP:81 CH:86 TH:66 Ex)81-03-0000-0000