シンガポールでも進む シェアリングエコノミーの事情

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先日友人宅にお邪魔していたが、お昼に近くなってきて友人がおもむろに「何か頼もうか?」とスマホの画面をみせてきた。15ドル以上はする美味しそうな新鮮な野菜が挟まれたサンドイッチのリストだ。注文して30分も経たないうちに、ちょうどそろそろお腹が空いてきたという頃合いで、注文したサンドイッチとトリュフパウダーが乗ったフライドポテトが届けられた。かの有名なP.S.Cafeのものである。彼の使っていたアプリはfoodpanda。ドイツ発の仕組みでシンガポールでは市場をリードしているそうだ。先日取り扱い1,000店舗を迎えたことを祝って配達料金を無料にしていた。

 

以前マレーシアのクアラルンプール郊外の訪問先から出た時、タクシーが走ってないことに気がついた。マレーシアのタクシーはぞんざいで、通りかかっても止まってくれるかどうかわからない。また武器を携帯していて値段をふっかけてくるし、喧嘩になったらやっかいだ。近くのスターバックスの店員さんにMyTeksiというアプリを教えてもらいタクシーをブックするとほどなく優しい感じのお兄さんドライバーがやってきた。このアプリ、マレーシア発なのだが、タイとシンガポールにも展開していて、シンガポールではGrabTaxiと別の名前を使っている。

 

民泊はシンガポールではいまだに違法。しかし民泊紹介サイトAirbnbには6,000件ほど挙がっているという。罰則が「20万ドル以下の罰金、1年以下の懲役」と日本と比べて大変厳しいものであるにも関わらず。大変勇気のあるひとたちだ(日本は3万円以下の罰金、6カ月未満の懲役)。私は他都市では利用したことがあるのだが、その路地裏の人とコミュニケーションを取ったり、こういう機会でもなければ通らないところを通ったり、あと何より住んでいるような錯覚を楽しむことができる。

 

先日シンガポール政府は白タクサービスについては一定の規制の中で認めることを決めた。登録制としていくようだ。民泊については都市開発庁は1年以上かけて合法化の判断について留保している状態で、国民の8割が住む住居を管轄する住宅開発庁は頑なに禁止の姿勢を崩していない。

 

シンガポールは新しいトレンドをただ禁止したり、無視したりすることを良しとしない。今後どのような形で合法化されていくのか楽しみである。

 

岩田弘志:1998年シンガポールに渡る。引越会社、メディア会社などでの勤務経験ののち独立。ウェブメディア「シンガポール経済新聞」編集長やシンガポール和僑会の代表理事などを務めていた。現在はビジネスドメインをシンガポールからアセアン地区に拡大を図り、翻訳記事を配信する「ミャンマーエクスプレス」編集長などを行いながら各国を回っている。

 

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