2014.10 Thailand_vol.4
アセアン最大級の見本市METALEXの魅力に迫る
アセアンのものづくりとともに成長
“METALEX”、タイで製造業向けの見本市といえば、だれもがその名を挙げる東南アジア最大級の金属加工・工作機械に関する国際見本市だ。昨年の11月に開催された同イベントには、世界中から7万人を超える人々が来場した。28回目となる今年は、50の国々から2,700ものブランドが出展し、昨年を上回る来場者数を見込んでいる。成長を続けるアセアンのものづくりとともに、METALEXもその規模を拡大してきたのだ。
“ハブ”としての役割
「METALEXをアセアン金属加工のハブにしたい。」そう語るのは、同イベントを主催者するReed Tradex社のドゥアンデッド副社長。今年は4,000以上の最新の機械・技術が展示され、その内70%は日本・ドイツ・中国・台湾等、海外からの出展だ。中でも一番多いのは、日本からの技術だという。
集まるのは機械や技術だけではない。世界中からエンジニアが集まるのもMETALEXの特徴のひとつだ。最新の機械や技術ともに熟練のエンジニアが集まれば、そこでは新しい知識やイノベーションが生まれる。出展者と来場したエンジニア達が互いに意見を交換し合う事で、知識や発見を持ち帰る。それは新たな技術の種となり、それぞれの研究所で開花しMET-ALEXに戻ってくる。これこそがアセアン金属加 工のハブとしての理想的な姿である。「来場をお考えの方はぜひ、技術者も連れてきてください。」とドゥアンデッド氏は言う。
進出の相談からパートナー探しまで、ワンストップで
各種サプライヤーや、設備メーカーはもちろん、タイ投資委員会(BOI)やタイ金型工業会(TDIA)等、製造業に関わるあらゆる企業・団 体が出展していることもMETALEXの大きな魅力だ。タイへの進出、新規事業展開を検討している来場者の場合、進出の相談から工場設立、設備導入、パートナー探しまでを会場内でワンストップでできるのである。
広い会場内でなかなか目的のブースを探せないという、大規模展示会ならではの悩みは、今回から導入される無料のスマートフォン用アプリが解決してくれる。出展者情報の検索から、ブースの位置確認までを手持ちのスマートフォン上で簡単な操作で行える。限られた時間の中で効率よく目的のブースを回るために、活用してみてはいかがだろうか。
「METALEX 2014」は11月19日から22日の4日間バンコク東部バンナーのバンコク・インターナショナル・トレード&エキシビション・センター(BITEC)で開催された。
Special interview
主催者が語るMETALEX 2014の見どころ
METALEX 2014 の見どころを、主催者であるReed Tradex社のドゥアンデッド副社長に語っていただいた。
ドゥアンデッド・ユアイクワムディ 氏
Deputy Managing Director and General Manager
Vietnam Reed Tradex Company Limited
アジアの誇りが刺激されるMETALEX
“Raising the Pride of ASEAN” 、今年のMETALEXのテーマだ。すでに、製造業のメッカとなっているタイからそのメッセージを発信するインパクトは大きい。
「ここでいうプライドは、アジアの製造業に関わる人の誇りです。METALEXでは、アジアの驚異 的なテクノロジーや最新の技術が展示されます。そして、それは誇り高き”ものづくりプラットフォーム”になるのです。」
世界50ヶ国以上から集結する出展者それぞれが持っている経験とノウハウ、そして何よりも先端のテクノロジーがMETALEXにはあるということ。会場に足を運べば、必ずやビジネスのヒントやソリューションを得ることができるというわけだ。
2014年の展示トレンドは
ここ数年、製造業を取り巻く環境は激変している。それは、グローバル化という潮流の中で起こることでもあり、また、タイという国の事情によって引き起こされている面もある。
ずばり、METALEX今年のトレンドを聞いてみた。「2点あります。ひとつは、タイの人手不足と人件費高騰という背景により、FA(ファクトリーオートメーション)への注目度が上がっているということ。ふたつめは、最新技術としての3Dプリンターがかつてないほどに、重要視されている点でしょう。」
製造の自動化技術は、マンパワーに依存しない生産を可能にする。それは、タイを拠点にする企業へ進むべき未来の選択肢を示している。また、3Dプリンターはグローバル展開のための強力なツールたりえる。このデジタル技術の登場は、第3次産業革命とも囁かれる通り、これまでの製造の概念を塗り替えるパワーを秘めている。
未来を覗き見る、望遠鏡として
変化の波は世界で起きている。時代のうねりは、先読みをしない人間、そして企業をのみ込んでいくばかりのようにみえる。
今できることは何か? それに対する、製造業への答えをMETALEXは用意し、待っている。
未来を覗き見る望遠鏡がMETALEXだ。
特別座談会
アセアン金属加工の未来
日本企業のタイでのもの作りを支える機械メーカー、ソディックタイランドと三菱電機オートメーションタイランド、そしてその設備を使ってより高度なもの作りを目指すフジロイタイランド、日新電機タイの4社の代表者に、タイおよび東南アジア諸国連合(ASEAN)におけるもの作りの未来について語ってもらった。(文中敬称略)
タイ事業の概要を教えて下さい
■ソディックタイランド・森 直樹 氏
森 直樹 氏/Mr. Naoki Mori
営業部門担当役員/Director
Sales division
バンコク近郊のナワナコン工業団地にあるタイ工場はソディックグループの主工場。2011年の洪水で被害を受けて復旧、事業を再開し、リスクヘッジのため2年前に隣接するチュムヌンサップ工業パークに第2工場を稼働させた。
月産180~200台で、主力の生産機種は放電加工機、ワイヤーカット機、射出成型機。射出成型機は今後、更に生産台数を上げる。タイ工場は生産機種のバリエーション等を増やし、全世界への輸出基地としての機能を拡充する。
タイの市況は昨年から自動車関連が落ちているが、現政権になってローカル企業の設備需要が伸び、先行きが少し明るくなってきた。今年のメタレックスでは昨年同様、ワイヤーカット機「SLシリーズ」を目玉にする。高速ミーリングも展示し、金型作り工程も提案したい。
■三菱電機オートメーションタイランド・山本 雅英 氏
山本 雅英 氏/Mr. Masahide Yamamoto
産業メカトロニクス事業部 事業部長/General Manager
Industrial Automation Machinery Division
弊社はタイで、モーター、ポンプ、ワッターメーター、ダイキャスト部品を製造販売。放電加工機と炭酸ガスレーザー加工機は中国と日本から輸入して販売している。放電加工機は8割が大連製、レーザー加工機は日本製。充実したビフォア、アフターサービスも含めた活動を展開している。
12年度は洪水からの復興で代替機械を納入する需要があり、去年も好調を維持したが、今年は政情不安もあって設備投資が様子見に入り、放電加工機販売は下降気味にある。一方でレーザー加工機は、炭酸ガスで板金を切る工法がタイで認知されてきて、去年は販売が過去最高になった。今年のメタレックスでは、日本で10月末に開催されるJIMTOF(日本国際工作機械見本市)で発表される新製品や、レーザーや放電加工機などをPRしたい。
■フジロイタイランド・橋本 健 氏
橋本 健 氏 /Mr. Takeshi Hashimoto
代表取締役社長/Managing Director
日本の冨士ダイスの100%子会社として2003年12月に初めての海外工場として設立。当初はパイプ・線・棒の引抜きダイス・プラグのメンテナンスをバンパコン川沿いのレンタル工場で開始。その後日本から輸入していた製品の生産も、納期改善のために始めた。主要原材料の超硬合金は日本の冨士ダイスから100%仕入れている。
12年3月にアマタナコン工業団地フェーズ2に自社工場を建設し、丸物形状金型主体の製造から、新工場では複雑形状金型も含めて対応するために、ワイヤーカット・放電加工の設備を導入。日本から輸入していた金型タイ国内で製造するべく体制を整えつつある状況。将来は超硬合金の製造も検討している。売上高の7割を自動関係が占め、残りは家電向け。従業員は70人強。
■日新電機タイ・天海 秀樹 氏
天海 秀樹 氏 /Mr. Hideki Amagai
代表取締役社長/President
26年前、ナワナコン工業団地に日新電機の海外初の生産拠点として設立。当初は電圧の低い小型の電機機器を作って全量を日新電機経由で日本に販売した。1997年のバーツ危機後、日本が電力会社の設備投資抑制で氷河期に入り、タイ工場の運営も厳しくなったので、現地の電力会社などに拡販するとともに、15年前に金属加工の受託生産を開始した。
設備関係の受託生産も伸びている。メーカーへの部品供給、自動車生産ラインに使う装置も手掛けている。部品から装置までの一貫生産メーカーに変わりつつある。総売上高の6割を、電力関連以外の金属加工や装置・生産ライン受託生産が占める。工場の板金加工、機械加工、切削関係、溶接、塗装、メッキ、コーティングまでの幅広い体制を評価してもらっており、設備増強も進める。従業員は600人超。
台頭する新興国、高度化するタイのもの作り
ASEAN各国の市場、生産拠点としての可能性をどう見ますか
■森
インドネシアが内需向け四輪生産基地として台頭し、中国リスクの分散先としてベトナムも出てきた。タイ周辺のカンボジアやラオス、ミャンマーにも期待しているが日系メーカーが根付くか様子を見ている。
逆に、道路や港湾、電力などのインフラが整うよりも前にASEAN統合で人の移動が自由になり、現地への工場進出ではなく、タイ側に労働者が入ってくる可能性もある。
内需のインドネシアに対し、規模で劣るタイは輸出基地。インフラも中国の一部を除けば一番と言われる優位性があり、当面タイがそれを維持すると思う。環境も日本人・日系企業に優しい。
■山本
タイ、インドネシアの両国とも、裾野の広い自動車産業向け需要が大きいと予想されており、弊社も昨年からインドネシアに日本人を常駐させ、販売強化に注力している。
タイ市場は足元こそ厳しいが、将来は悲観していない。日本企業の進出も多く、自動車産業の輸出ハブとして持ち直すと予測されるので、良い技術、製品を提案していく。
■橋本
弊社は自動車の生産量が伸びているインドネシアに、タイをモデルとする第2の海外工場を2010年に設立。当初はレンタル工場で操業していたが、自社工場を建設中で今年10月から稼働する。タイで最近始めた複雑形状の金型用生産設備も導入し、当初から生産準備を始める。
■天海
弊社は2005年末にベトナムの首都ハノイで、タイ法人が70%、残りを本社が出資して金属加工事業を立ち上げた。タイで競争力がなくなったシンプルなもの、人海戦術による組み立てを多く手掛けている。ベトナムの人件費はタイの40%程度だが、技能育成に時間がかかっており、板金やパンチプレス、折り曲げ、溶接塗装を行う。
タイでは、かつて日本でしか作れなかった高度なもの作り需要が急増、医療機器などの分野や、自動車メーカーもタイで作れなかった装置を現地で作ろうとする動きが出てきた。弊社も難易度の高いものにチャレンジし、地場企業に対する競争力を確保する。
タイは日本のもの作り拠点として高度化が進み、地場企業も力を付けてきている。
■山本
タイはもの作りの歴史が長く、加工内容も変化してきた。人件費が上昇し、今後は省人化需要が出てくる。日系のみならずタイ地場企業も高精度加工にシフトすると予測されるので、弊社も対応を準備する。
タイでは洪水後、被災リスクがあっても他国に出て行く企業はほとんどなく、タイは重要な地域だと改めて感じた。
■橋本
金型を作る立場からすると、完成車メーカーだけでなく、部品メーカーなど裾野が育っていることが重要。その意味でタイはサプライチェーン、インフラが整っている。
2011年の震災と洪水では、部品や金型が日本から輸入されていることが改めて浮き彫りになった。現地調達率を上げたい自動車メーカーや部品メーカーの要望もあり、弊社も3割弱を占める日本からの輸入品を、タイ生産に切り替えるべく活動していく。
金型製作では日本のように部分的にアウトソーシングできる外注先がまだない。一部で地場企業が育っているものの、金型産業のサプライチェーンが本格的にできると、できることの幅が広がる。技術の基礎となる土壌もほしい。3次元プログラム等の社内教育で苦労している。親会社のほか、機械メーカー、ソフトメーカーとの連携も模索していく。
■森
ローカルユーザーに弊社が売る機械もハイエンドタイプ。放電加工やワイヤー加工機でも台湾製などがあり、日本製でなくても機能は果たせる。それでも日本製を買う理由は、機械の持つ技術ポテンシャルを評価し、会社の技術を上げるためだ。日本製の機械を導入することが自社のブランドになり、営業面にも好影響を与えるからだ。
■橋本
タイ企業でも複雑形状金型に対応できるメーカーは育ってきており、金型の輸入では納期・価格対応が地場企業との競争で厳しくなってきている。課題は、付加価値を生む機械を本当に扱える人材。機械加工後の最終仕上げの技能習得も必要となる。日本でも技術伝承問題が騒がれているが、日本も分業体制で金型の加工をトータルで加工できる人が減り、親会社からの技能伝承にも苦労している。
ただ、産業の歴史が長いタイは全く素人ばかりではない。泰日工業大学やキングモンクット工科大などで、金型や技術も教えられており、人材を輩出するところも増えてきた。
■天海
タイもかつては問題があったが、弊社でも創業から26年間の時間の中で、新入社員のレベルが底上げされたと感じる。タイ人は日本人を尊敬してくれることもあり、経営はし易い。
人を育て、もの作りの密度を上げる
■森
日系企業のもの作りは一昔前とは異なり、どんな産業であっても高付加価値型になっていると思う。現在のカンボジアやミャンマー、ラオスの工業団地に日系企業よりも中国や韓国の企業の方が多いのは、日本企業はすでに労働集約型の事業が少なくなってきているからだと思う。
11年の洪水後も、ほとんどの日系企業は残った。付加価値加工には人材が必要で、機械や設備だけ移しても、人や技術、もの作りや組織の考え方はすぐに育たない。洪水で被災した7工業団地の日系が残った理由もそれで、自社の品質を担う人を探せないから、水害リスクをヘッジしつつ残った。
近隣諸国に安い労働力はあっても、今は簡単なものしかできない。日本企業のもの作りはすでに高付加価値で、これからも下がることはない。どこへ行くということより、今いる場所でもの作りの密度を上げていく方が重要な課題だと思う。
■天海
弊社が洪水後もナワナコンに残ったのも、人がいたから。移転も検討したが、タイ人に嫌と言われ、人が付いてこなければ終わりなので、残ってリスクを回避する対策を立てることにした。工業団地が作った防水壁に加え、さらに自社の工場の周りに防水壁を作った。これからやろうとする高付加価値のもの作りに、今いる人員を欠くことはできない。
■橋本
弊社がバンパコンのレンタル工場からアマタのフェーズ2に移転した一番の理由も人。旧工場と新工場は車15分位、別の候補地も検討したが、タイ人が近い場所が良いと言ったので受け入れた。単純労働なら移転先で新しい人材を雇うこともできるが、弊社の仕事は従業員のスキルが大切なので、従業員全員が移転可能な所に新工場を建設した。
タイのもの作りを支える人を育てるために必要なことは
■橋本
タイ地場企業のスキルも上がっている。現地生産化で地場企業に対するコスト、納期の競争を高めると同時に、付加価値を高めることが欠かせない。
インドネシアにも現在、日本から技術アドバイザーを送っているが、将来的にはタイ人が技術指導に行けるように、もう少し金型技術や加工、機械の取り扱い技術を高めたい。裾野となる教育機関でも、機械の使い方や金型の作り方をもっと教えてほしい。
■天海
金属加工は親会社もやっていないのでノウハウがなく、ベトナム工場もタイが主体となって立ち上げた。グループの金属加工分野では、日本の人材も含めてタイやベトナムに来て勉強する制度も作った。
タイは市場ニーズも高付加価値化している。弊社は受託生産でお客様の部品や製品そのものを作るので、工場が最大の営業ツール。そこに最新鋭の機械が入っていて、それを使いこなす人がいると、取引を決断する材料になる。一番の理由は「日本の工場がタイにある」という評価だ。
自動車などの生産ライン設備で、新たにタイで作りたいというニーズも増えている。自動車業界で大型マシニングセンタや周囲の反転装置の図面だけをメーカーに描いてもらい、弊社で作るというニーズも出てきている。
タイのもの作りは今後、さらに高付加価値化する。日系企業はもちろん、現地調達率を上げるための発注先となる地場企業も、高付加価値化しないと生き残れない。地場企業に対しても、高付加価値加工ができる製品、技術を提供しなければならない。
■山本
人材育成という意味では、機械を使うオペレーター教育も弊社のサービスの一つ。ものを直すだけではなく、機械の能力を最大限に使えるオペレーターを育成するサービスに重点を置く。高精度加工になるほどそれが必要になる。
■森
マシンオペレーターのスキルアップサポートが重要になっており、力を入れたいと思っている。一方で、市場傾向に沿って、ブランド力や品質、サービスを保持しながらコストを少し下げ、タイやASEANローカル企業にフィットし易い機械を提供するのが望ましいと考えている。
タイやASEANでのもの作りが抱えるリスクは
■橋本
タイでは政情不安や洪水が何年かおきにやってくることで、日本にいて報道だけを見ている人達や親会社が、リスクがあると考えてしまう。それをタイ政府がいかに払拭してくれるかが大切だと考える。
■天海
タイで一番恐いのは風評被害で、日本や海外から見て危ないと思われること。だが実害はなく、ベトナムとインドネシアと比べて経営はし易い。ベトナムでは最近も、中国との間で緊張が高まると、輸入材全てを当局がチェックすると言い、工場に納入されたものまで使わせないということが起こった。インドネシアでも通関で問題が起こる。タイでもかつては税関にあら探しをされることがあったが、今は輸出入に支障はない。
■橋本
材料を同じ日に日本から輸出するとタイには3日で着くが、インドネシアは1週間かかっているとの情報も有る。
最後に今後に向けた抱負をお願いします
■森
タイ国内だけではなく、ASEAN全体で皆が発展していけるよう、共に進んで行けたら良いと思う。
■山本
設備メーカーとして今後、タイのもの作りのレベルが上がり、タイ市場が更に向上していくよう、技術・製品を提供していきたい。
■橋本
新しい付加価値を付けた製品をタイで作りたい。日系企業への販売は当たり前で、地場企業にどれだけ入り込めるかで当社の成長は変わっていくと思われる。能力を高めてタイ地場企業にも提供し、タイの金型産業発展の一助になれれば良い。
■天海
タイでは付加価値ニーズが高まっており、金属加工業もハイエンドのもの作りを進められる環境、自動化も進む。タイの金属加工業はまだ充分に伸びる。タイでは日本のもの作りが尊敬され、日本企業との相性も良い。タイも付き合いやすく、愚痴もこぼさずに楽しく生きている。そんなタイ人とともに成長していけたらと思う。
ありがとうございました。
( 司会: エヌ・エヌ・エー )
ソディックタイランド
SODICK (THAILAND) CO., LTD.
設立 1988年
ソディックグループの主力製造・販売拠 点 。1 9 8 8 年 、ナ ワ ナ コ ン 工 業 団 地 に 工 場 を 設 立。主力生産機種は放電加工機、ワイヤーカッ ト機、射出成型機など。12年にはチュムヌムサ ップに第2工場を設立した。タイ周辺国ではシ ンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシ ア、インドにも販売・サービス拠点を展開して いる。
三菱電機オートメーションタイランド
MITSUBISHI ELECTRIC AUTOMATION (THAILAND) CO., LTD.
設立 1975年
三菱電機グループの海外販売会社。三菱電 機製のワイヤ・形彫放電加工機、炭酸ガスレー ザ加工機のタイ国内での販売及びサービスを 行う。バーンチャン工業団地にある工場では、 モータ、ポンプ、電力量計、ダイガスト鋳造品、 金型等の製造・販売を行っている。
フジロイタイランド
FUJILLOY (THAILAND) CO., LTD.
設立 2003年
2003年12月に冨士ダイス(株)100%子会社と してタイ国に設立。日本国内超硬耐磨耗工具 シェアNo1の冨士ダイス(株)の技術を基に、引抜 ダイス、超硬丸物金型から各種ロール及び異 型金型等々、各種超硬耐磨耗工具の製造販売 を行う。2012年3月にアマタナコーン工業団地 にて新工場を稼動。グループとしてはインドネ シアに工場がある他、中国、マレーシア、インド に販社を展開している。
日新電機タイ株式会社
NISSIN ELECTRIC (THAILAND) CO., LTD.
設立 1987年
住友電工グループの日新電機子会社。本 業の電力機器事業に加え、金属部品加工から 装置、生産設備の受託生産も手掛ける。金属 加工、溶接、表面処理、製品梱包、出荷手続き に至るまでの一貫生産、海外への出荷体制を 持っており、多品種中少量生産への対応に加 え、日本同等レベルの技術・品質を維持・確保 している。ベトナムの子会社でも、同様の事 業を展開している。
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