フレックシェ ITソリューション特集
「時間と闘う製造業のために」本当に使える
生産スケジューラを提供
近年の製造業をとりまく環境の変化により、生産スケジューラの重要性が広く認識され、求められるようになってきた。
それらに応える為に株式会社フレクシェは、日本の多くの工場で活用されている生産スケジューラFLEXSCHE(フレクシェ)を開発・販売している。2012年に上海事務所を設立し、現地代理店のサポートや拡販活動を行っている。そこで今回は、株式会社フレクシェの上海事務所首席代表の欒忠偉様に同社サービスの特長を聞いた。
■ 生産スケジューラとは何ですか?
生産スケジューラとは、製造業における生産計画・工程計画を立案するためのソフトウェアです。生産スケジューラを導入することによって、属人性を排除し、質の高い生産計画を立案できるようになります。また、それ以上に、未来を可視化できることも大きいでしょう。
このままいけば、近い将来にこうなる、あるいは、こういう対策を打てばこういう結果が得られる、ということを明確にできるので、様々な状況の変化に素早く的確に対応できます。その結果、リードタイム短縮、在庫削減、スループット向上などの効果が期待できます。
■ FLEXSCHEの特徴は何ですか?
FLEXSCHEは日本の代表的なスケジューラの1つです。世界で4 5 0 本以上の導入実績があり、高い評価を受けています。FLEXSCHEは多様な製造業のニーズを満たすための『柔軟性』と、使い続けるための『使いやすさ』を兼ね備えているのが特徴です。

例えば一口に製造業といっても、業種や工場、工程によって、生産スケジューラへの要求は異なります。それを1つのパッケージで実現するためには柔軟性が必要です。
また、それに加えて、日々の業務での運用を想定した使いやすさも追求しています。つまり、高速できめ細かなスケジューリング機能、充実したモデリング力、見やすい画面と軽快な操作性が、FLEXSCHEの魅力です。
■ 今、なぜ中国に?進出の理由は何ですか?
中国では2008年頃から既に代理店を通して販売していましたが、今後中国ではさらに生産スケジューラへの需要が高まっていくと予想しているためです。年々増加していく中国のユーザーを身近でサポートし、またパートナーを増やして広い中国の隅々まで日本式サービスを推進していこうと考えています。
■ 中国の製造業に、なぜ生産スケジューラが必要なのでしょうか?
中国は安価な資源と労働力を背景に「世界の工場」となっていますが、今後はコスト上昇に対応するため、より効率的な生産体制への転換に迫られるはずです。
さらに、日本同様、多品種少量生産への移行、迅速な納期回答の要求、頻繁に変わる生産計画などにより、以前と比べてはるかに緻密な工場運営が強いられるようになってくるでしょう。工場で次々とモノを作る過程は、まさに時間との闘いの連続です。
そのため、今後は中国でも生産スケジューラによる合理的かつ緻密な生産計画と生産管理が求められるようになるとみています。

■ 生産スケジューラパッケージをどのように選ぶべきですか?
一番もったいないのは、パッケージを購入したけれど稼働できなかった、というケースです。パッケージの購入費用だけでなく、検討に費やした人件費や労力や時間が無駄になります。これは何としても避けなければなりません。
失敗しないためには、生産スケジューラを選ぶ前に、ユーザーの工場で必要とされる条件をきちんと抽出して、それらを満たせるかどうかを十分に見極める必要があります。
しかも、工場の状況は年々変化します。必要なものが段々変わっていくのが普通です。それらを見越して、懐の広いパッケージを選ぶべきでしょう。
例えば、パッケージの価格だけで選んで稼働に失敗すれば、逆に遥かに高くつきます。また知名度だけで選ぶのも安易ですね。知名度の高いパッケージが本当に稼働しているかは定かではないですから。
しかしそうは言っても、生産スケジューラに何が必要かを見通すのは、なかなか難しいものです。安易に決めたくなる気持ちも、わからなくもないですが(笑)。そのため、私どもはよく「使えないシステムに価値はありません」と言います。ぜひともいいシステムを長く使い続けてほしいですね。
<導入企業例> | |
■ 浜松ホトニクス株式会社 様 | ■ 株式会社豊田自動織機 様 |
■ 株式会社イーテック 様 | ■ 村田機械株式会社 様 |
■ 東洋合成工業株式会社 様 | ■ 三菱マテリアル株式会社 様 |
■ 新日本製鐵株式会社 様 | ■ 株式会社神戸製鋼所 様 |
■ 共和精機株式会社 様 | ■ 大日本印刷株式会社 様 |
■ 株式会社毎日新聞中四国印刷 様 | ■ アルプス電気株式会社 様 |
■ 日本電産サンキョー株式会社 様 | ■ ヤマトスチール株式会社 様 |
■ 富士通株式会社 様 | ■ 山形スリーエム株式会社 様 |
■ 川崎重工業株式会社 様 | ■ ケイミュー株式会社様 様 |
■ 株式会社クボタ 様 | ■ 三菱重工業株式会社 神戸造船所 様 |
■ 中国におけるフレクシェ社の今後のビジョンを教えてください
今後も自信をもって、「時間と闘う製造業のために」本当に使える生産スケジューラFLEXSCHEをご紹介し、永く継続的に利用して着実に成果を上げ続けていただくことに注力していきます。
また、私達と共に生産スケジューラで製造業のために力になりたいという志を持つ企業様は、ぜひ声をおかけください。