10月28日 会員交流会を 開催しました

中国人実業家の支援で復活した

“元日系”企業などを見学−−浙江省嘉善県

 

2015年10月28日にFNA会員交流会を開催しました。今回訪れたのは、浙江省嘉善県。嘉善は上海に隣接しているという地理的優位性から、人件費が高騰する上海の代替地としても注目されており、ドイツやオランダなど、同県との結び付きを強めている国も少なくありません。参加した約30名の会員は2社の工場を見学したほか、同県主催の国際会議にも参加し、政府関係者や現地企業の経営者らと交流をしました。

 

 

見学先:
新思考科技発展有限公司 様

水商電子(嘉善)有限公司 様

 

【当日のレポート】

 

13:30〜14:00

「新思考科技発展有限公司」を見学

携帯電話用カメラズームモーターを生産する工場です。日本のシコー科技(神奈川県大和市)の現地法人でしたが、本社が倒産。中国人実業家・閻忠良氏の支援を受けることで延命に成功し、現在は中国資本の企業です。同社は、上海の人件費高騰を理由に徐々に嘉善への移転を進めています。5万クラスのクリンルームを完備し、700名もの従業員を抱えていますが、将来を見据え、自動化を導入する計画です。「元日系」ということで、参加者たちは、興味深そうに担当者の話を聞いていました。

 

14:10〜14:40

「水商電子(嘉善)有限公司」を見学

電線やケーブル、自動車部品や産業機器制御盤などを手がけるミズショー(愛知県名古屋市)の現地法人で、2015年に稼働したばかりの新しい工場です。ここでは自動車用ワイヤーハーネスの加工や制御盤の組立などを行っています。「この時期に拡張するということは儲かっているのだろう」と参加者のひとりが感想を漏らしていました。

 

 

15:00〜16:50

「2015中国・嘉善経済貿易国際商談会」に参加

県内のホテルで開かれた商談会に参加。開発区や保税区などの担当者が嘉善の優位性を説明したほか、欧米企業のトップが登壇し、当地の魅力を伝えていました。各プロジェクトの調印式も行われました。

 

17:00〜17:50

「2015嘉善商談会開発区商務交流会」に参加

別室に移動し、嘉善経済技術開発区主催の交流会に参加。開発区の幹部はもちろん、欧米企業も参加していました。FNA会員企業の中には、欧米企業と積極的に交流する参加者もいました。

 

18:00〜19:30

交流食事会に参加

開発区の関係者とFNA会員が円卓を囲み、交流を深めました。工場見学の際にはお会いすることができなかった、思考科技の閻董事長がテーブルを訪れるという思いがけないハプニングがあり、一同は大興奮。閻氏の「企業に国籍は関係ない」という言葉がとても印象的でした。

 

 

【参加会員様の声】

 

 

旺天凱精密機器(昆山)有限公司
営業部 郭天莽 氏
旺天凱精密機器(昆山)有限公司

当社はエレクトロニクス関連やロボット、精密機械の部品を製造しているメーカーです。顧客の80%が日系企業のため、日系企業さんと出会える場は貴重で、FBC上海にも足を運びました。交流会は今回初参加でしたが、いろいろな方と知り合うことができ、今後につながりそうなので楽しみです。見学した企業とも名刺交換ができ、ビジネスチャンスがあると感じています。


深圳協理通精密五金有限公司
金星杰 副工場長(写真左)
深圳協理通精密五金有限公司



金型からプレス加工までを行っている会社です。携帯パーツも手がけているため、新思考の存在は以前から気になっていました。この業界の関連メーカーが上海近郊に多いこともあり、またとないチャンスと思い参加しましたが、思いがけず董事長と名刺交換することができ、感激しています。FBCにも毎回出展していますが、もう少しこういう出会いがあるといいですね。

 

上海誠泰精密模具工業有限公司
小川健市 副総経理(写真右)
上海誠泰精密模具工業有限公司



家電の機能部品などを手がける樹脂成形メーカーです。金型から手がけ、ローカルでは真似できない付加価値の高い製品を生産しています。業界が違うことで参考になることが多々あるので、異業種の工場を見学するのが好きです。今回は、元日系企業の工場に興味があり参加しましたが、工場の設備がすばらしく、なぜ倒産したんだろうと疑問に思うほどでした。

 

次回以降の開催予定

3月中旬 50人予定 上海周辺工場見学

3月下旬 50人予定 東莞周辺工場見学

 

 

 

 

 

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