試されるオール・ジャパンのクオリティ

高品質LEDを主に省エネ・省コストをトータルサポート

DELNNETS CO., LTD.
FTGroup (Thailand) Co., Ltd.
TOYOTA TSUSHO M&E (THAILAND) CO., LTD.

 

 

    世界経済の鈍化による輸出減速、国内消費の低下などネガティブな要因を抱えるタイ経済。当然その波は日系製造業にも影響を及ぼし、各社が利益確 保に向けて試行錯誤をしている。その中で注目を集めているのが、省エネ商材を 中心とした消費電力の削減である。そんな取り組みを支えるオール・ジャパンの新しい事業モデルが注目を集めている。

 

 

優良3社による日系連合

 

   日系連合を立ち上げたのは、トヨタ自動車グループの総合商社「豊田通商」のタイ法人 TOYOTA TSUSHO M&E (THAILAND) CO., LTD.と、大阪に本社を置くLED照明等製造の 「ドゥエル アソシエイツ」の同DELNNETS CO., LTD. 、それに東京を拠点とするLED照明等販売のFTGroup (Thailand) Co.,Ltd.の3社。いずれも、業界ではトップクラスを走る優良企業だ。

 

 

    製造を請け負うDELNNETS社の工場は東部 チョンブリ県にあるMECHANICAL AUTO WORKS CO.,LTD.(M.A.W.)の敷地内にある。シェア工場の活用で固定費を抑え販売価格へ反映させている。

 

    ここで、日本水準の高品質LED照明を直管 タイプだけでも月産約3万本、年間換算で約36 万本製造している。製品の肝心要の“キモ”とな るのは心臓部のチップ。これだけは綱澤正泰 社長自らが市場に足を運び、調達役を担って いる。「安かろう、悪かろうは絶対に採らない」(同社長)が同社のイズム(主義)。市場から高い評価を得て、タイ進出5年目にして業界を リードする地位にまで登り詰めた。現工場では直管タイプ、工場灯、街路灯向けなど計10数種類を生産している。

 

 

    一方、販売から据付、メンテナンスまでをワ ンストップでサービス提供するのがFTGroup 社だ。タイ法人ではLED照明機器など省エネ 製品をトータルで取り扱う。事業を開始した14 年7月から15年11月末までに同社を通じてLED 照明等を導入した企業は305事業所。FTGroup の清水Managing Directorは「15年度末(16年 3月末)までに、全日系事業所の1割にあたる 500事業所達成を目標としたい」としている。両社を総合力の面からサポートしていくの がTOYOTA TSUSHO M&E社のポジションだ。 長年の自動車産業で培った“カイゼン”のノウ ハウ。生産活動における原価をどこまで削減で きるかの真骨頂をタイでも見ることができる。 競争が高まり、経済の先行きに不透明感が増 すタイ経済。その中でますます高まっていくの がコスト削減のニーズだ。同社が持つ総合サ ポート力を武器に、「省エネ省コストの観点か ら、レスポンス良く、スピード感を持ってお客 様の原価低減活動に貢献したい」と小林弘明 現地法人社長は力を込めて語った。

 

 

広がる省エネルギー生産

 

    3社連合が生産・販売していくLED照明のブ ランド名は「L-eeDo(エルイード)」。FTGroup 社が持つブランドを共有する形となった。白熱 灯比50%、水銀灯比75~80%の消費電力量削 減は業界ではトップレベル。耐久性にも優れ、 非LED照明を遥かに上回る40,000~50,000時 間の長寿命を達成した。それでいて発熱が少 ないから、工場内での作業など手元を照らす 照明としても活用可能と用途も幅広い。量産す ることで製造コストを抑え、低価格化も実現し た。早ければ投資後、1年も経たずして回収で きるというのも嬉しい魅力となっている。

それだけにとどまらない。被照射体の “見え方”を表す「演色性」。これを自在に操れる DELNNETS社の技術が、多彩な顧客からの要望に応えることを可能としている。綱澤社長は「当社のLED照明はMade in Thailandではあ っても日本水準。顧客要望に応えて、さまざま な光を実現したい」と語った。

 

    LED照明への切り替え導入にあたり、企業が 最も懸念するのが初期投資の金額だ。少しで も生産ラインに近い場所に投資したいという のが企業としての心情。「これがLED照明導入の大きなハードルになって来た」と話すFTGroupの清水Managing Director。そこで3 社連合では事実上の初期投資が不要となる仕 組みを 考案(図2)。顧客企業の負担を少なく することに成功した。加えて、日本人サービスマンによる日本語でのサポート。言葉の壁や日本語対応スタッフの雇用にゆとりのない中小企業の力強い支えともなっている。

 

    「3社が協力体制を取ることで、LED照明にと どまらない総合的な省エネ省コストの提案を していくことが可能となった。コラボレーショ ンにより、提案の幅が広がった」。こう話すのは TOYOTA TSUSHO M&E社の小林社長だ。生産と販売・据付・メンテナンスの一体化から始まった総合力の向上。そして、エンジニアリング力の活用。省エネ・地球環境に関する製品やサービスをいくつも内包する同社。社内には エンジニアリング専門のチームもある。機動 力・応用力の更なる発揮で顧客サポートに応 えたいとしている。

 

 

    LED技術の将来性も3社間の共通認識事項だ。近ごろは、農業や畜産業といった産業や、医療、通信インフラといった多目的な用途に 転用できることが分かってきた。農業国タイ で、応用分野が飛躍的に広がる可能性もあ る。まずは工場向けなどLED照明機器の製造 販売から始まった3社の協力体制。広がりは遠 くその先に連綿と続いている。

 

 

 

 

 

 



TOYOTA TSUSHO M&E (THAILAND) CO., LTD.

Amatanakorn IE (Phase 4), 700/546 Moo 6, T. Donhuaroh, Amphur Muang, Chonburi 20000

Tel: 038-454-194-6

宇津木  08-5488-2989

Darat Pornchuenchuwong (Som)  08-4377-3308