LED照明のリーディングカンパニーが中国でも“光のコーディネート“を提供、省エネと環境に貢献

技連通電子(天津)有限公司
会員番号:53984
所在地:天津市静海经济开发区物海道16号
販売元:上海市浦东新区张扬路620号中融恒瑞国际大厦东楼1306室
電話:021-5013-6795/6/7/8(渡邊、王)

技連通電子(天津)有限公司  来年に創業40周年を迎えるティーネットジャパン(香川県高松市)は、エンジニアリング企業として土木施工管理から機械、電気、電子、ソフトウェア、プラントエンジニアリング、環境、エネルギー分野にいたるまで幅広い事業に従事。中国、米国、インド、タイ、インドネシアとグローバルに展開しているが、最近、海外事業でとくに注力している分野のひとつは、日本国内でトップシェアを誇る大型発光ダイオード(LED)照明だ。

LED照明のグローバル  展開のための基幹工場

  ひと言にLED照明といっても、家庭用から業務用までさまざまだが、ティーネットジャパンは大型のものに特化している。日本では工場や倉庫はもちろん、スポーツ施設やホール、駐車場など大型施設の水銀灯に替わって採用されている。

  従来主流だった水銀灯は点灯に時間がかかるうえに、消費電力も多い。それに水銀は、環境に悪影響を及ぼす。それらを解決するLEDだが、LEDにも課題があり、工場などの広い施設ではなかなか普及しなかった。輝度が足りなかったからだ。LEDチップの性能が向上するとともに設計に工夫を重ね、2010年、同社はようやく実用化にこぎつけたのだった。技連通電子(天津)有限公司

  ティーネットジャパンは日本で実績を積み重ねると、それを海外に展開するようになる。海外事業を担う子会社の「技連通国際(香港)有限公司(T-NETインターナショナル)」を通じ、中国はもちろん、欧州、東南アジアでLED照明を販売している。その海外展開のための基幹工場として白羽の矢が立ったのが「技連通電子(天津)有限公司」だ。01年から稼働を開始している同工場では、樹脂成形品を製造し、主に携帯電話の部品を生産。06年からは液晶テレビ用スタンドの生産を開始し、高いシェアを獲得していた。それが13年からは、世界展開するための基幹工場として LED照明が生産されるようになる。

  天津工場には、それまでものづくりをしてきた実績があるため、日本と同品質の製品をつくることは難しくなかった。LEDチップこそ、業界トップの日亜化学工業(徳島県阿南市)のものを採用しているため、日本から輸入しているが、ほかの部材に関してはほとんど中国国内で調達している。「中国は広いので、広東から調達している部品もある。輸送費がかかっても安い。調達に関しては、つねにアンテナを張っている」と朴工場長は調達の方針について説明する。生産ラインは、日本で培ったノウハウをもとにセル生産方式を採用。極力在庫を抱えず、受注生産できる体制を整えている。

技連通電子(天津)有限公司

広い温度幅を実現する熱設計とユーザー目線の軽量化

  同社の製品の特徴は、熱設計と軽量化にある。大型LED素子には、光とともに熱を発生させる特徴がある。白熱灯は発光しながら熱を放出するが、赤外線をほとんど発しないLEDは、LED素子から熱が放出されずにとどまってしまうため、それが寿命に大きな影響を及ぼす。その熱を逃がすためには、構造設計と素材が重要になる。同社は筐体の設計を工夫することで、効率よく熱を放出することに成功。それにより、一般的なLED照明より±10度ほど広い、-40度から60度の使用可能温度を実現。工場内には恒温槽があり、過酷な温度下での試験をつねに行っている。

  続いて軽量化。工場の建屋は会社によってまちまちで、天井の梁などのつくりによっては、重い照明は取り付けに難儀する。ところが同社の製品は、金属部分にマグネシウムを使用することで軽量化に成功。ユーザーへの取り付けの負担がほとんどない。「日本だけでなく諸外国で展開しているので、お客さまの工場のつくりはまちまち。軽量化は重要なファクターになる」と出村総経理は力説する。

技連通電子(天津)有限公司

3年保証ながら  これまでクレームはゼロ

  製品さえあればすぐに理想的な明るさが手に入るかというと、ことはそう簡単ではない。灯具は、光が交差しないよう均等に配置しなければならないが、建屋の天井の高さは一様ではない。そうしたさまざまな環境に対応するため、同社では8種類ものレンズを用意。照射角度や輝度を変えることで、最適な光環境を演出する。

  また、顧客によって均等な明るさが求められる場合もあれば、一部分だけを照らしたい場合もある。同社では、そうした多様なニーズに合わせた灯具の配置設計が可能。そのための教育も重視している。「光のコーディネートができる会社」が同社の方針であり、「ランプではなく、光の環境をお売りしたい」と出村氏は強調する。技連通電子(天津)有限公司

  こうしたソフト面だけでなく、ハード面も重要だ。いくら製品がよくても、それに合った電力を供給しなければ、製品の性能は十分に発揮できない。中国メーカーでは既成の電源を使用することが多いが、同社では専用電源を提供。少ない電力でベストな明るさを実現、省エネ効果をいっそう高める。こうしたエコロジーの観点だけではない。電流を流すとノイズが発生するので、安全という観点からも「灯具に合った電源が必要」(朴氏)なのだ。

  一説によると、中国にはLED照明のメーカーが2万社もあり、まさに群雄割拠の世界だが、劣悪な製品も少なくない。中国メーカーの製品を使っていたところ、「1年もたなかった。取り付けのためのクレーンの使用代が高くついた」(日系工場総経理)という声もある。ところが同社の製品の寿命は5万時間に達する。24時間つけっぱなしでも、5年間は持つ計算だ。3年間の品質保証付きだが「おかげさまで、これまで一切クレームが発生していない」と朴氏は胸を張る。

  LED照明に替えることで初期費用は発生するが、電気代が下がるので、数年で回収できてしまう。1日8時間程度の稼働でも、3年で初期費用を回収できるという。ランニング時間が長ければ、1年での回収も可能だ。


つねに調達先を見直し  原価低減の努力を

  中国での今年度の売上高は前年比倍の見込みで、順調なスタートを切ったLED照明事業。現在は日系工場の顧客が主だが、いずれは中国企業を開拓していきたいとしている。そのための課題は、知名度が低いこと。「政府方針で、20年までに水銀灯が全廃される見込み。それまでに認知度を上げていければ」と意気込む朴氏。さらに出 村氏が言葉を続ける。

  「原価をいかに下げていくかを目標にしている。不良品を出さないのはあたりまえ。そのうえでお客さまに喜んでもらえることは、価格とリードタイム。つねに調達先を見直し、価格に反映できるよう努力していきたい」

  ティーネットのLED照明が、中国でも省エネと環境保護に貢献する。