日本人総経理を迎え、技術・開発力を強化

クローズアップ製造業

 深圳市五鑫科技有限公司

 広東省深セン市松岗鎮燕川村欖頭 第四
  工業区C 棟
  TEL 0755-8176-5688

総経理: 大庭英譽

       

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 日本人総経理を迎え、技術・開発力を強化。
未来を見据えた産学連携が更なる発展の起爆剤に

深圳市五鑫(Wuxin)科技有限公司(以下、Wuxin)は、電子・光学部品等、難易度の高い精密樹脂 金型を手掛け、その内、約7 割を外資系の顧客で占めている。先日6/20-21 タイ・バンコクで開催 されたFBC にも出展するなど、常に海外市場を見据え、攻めの姿勢を貫き続ける。昨年より産学連 携による新しい試みをはじめたほか、経験豊富な日本人総経理を迎え、さらなる事業拡大を目指す。

将来を見据え新体制へ移行

Wuxin は、今年新体制でスタートした。 これまで創業者として会社を引っ張ってき た前総経理:汪強氏が、グループ会社10 社を統括するホールディングカンパニー 「天健実業控股有限公司」の董事長として、 全体を統括する立場に。代わってWuxinの総経理には、大庭英譽氏が就任した。

大庭氏は、日本の大手メーカーで約40 年、部品開発設計、金型設計に携わって きた。92 年シンガポールへの赴任を皮切 りに、中国、フィリピン、タイ、マレー シア、ベトナム等約22 年間を、主に海外 の前職の工場で金型技術者の育成に費や した。これまで赴任した先々で訪問した 金型メーカーは、日本を始め東南アジア を中心に数百社。中でも、今から約6年前、 Wuxin との出会いは今も鮮明に覚えてい るという。

「 初めて工場を訪れた時は、台湾、中国製 設備がメインで、精密金型会社ではないと いう印象でしたが、実際に金型をみると、 その印象は大きく裏切られました。そして安い」(大庭氏)

魂が宿る金型

 近年は、加工設備の進歩により、どの企 業でも高精度の金型を作れるようになっ た。そのため、資金があり、設備さえよけ れば、いいものが作れるという過信がある ことも事実だ。

しかし、本当に良い金型に求められるの は、数値には表れない、職人ひとりひとり の、技術力や発想力、経験に他ならない。 例えば、組立て、メンテナンスのし易さや、 成形後の不良を予測した対策等々、経験と 実績がものをいう。

 一見すると鉄の塊にしか見えない金型。 しかし、それを構成する部品は、数百点に および、設計から完成まで数百の工程を経 る。一つ一つの部品を図面通りに加工する。 樹脂の気持ちになって組立て仕上げ加工す る。大庭氏はこれを、「魂を入れる」と呼ぶ。 「魂」とは、金型作りに関わる人の、人格、 知性、教養や、金型づくりへの姿勢、態度、 情熱等、職人として重要な要素を表し、ど れが欠けてもいけない。

「 Wuxin の金型にも魂を感じました」(大 庭氏)

 この会社、このメンバーだったら、一緒 に最高の金型が作れる。汪強董事長始め、 その他メンバーの金型に対する熱い想いに 大庭氏もまた魅せられた。

あれから6年。工場内には、日本製、欧 州製の最新設備が並ぶ。外注先として長年、 Wuxin を見てきた大庭氏の目には、どれ だけ設備が新しくなろうと、金型に対する 想いは昔と何一つ変わらない、汪董事長や、 メンバーの姿があった。そして、定年退職 したのを機に、汪董事長から誘われ、第二の人生をWuxin でスタートさせることを 決意。

「 これからは、金型作りを楽しみたいです。 そして、金型作りのDNA を残したい」(大 庭氏)

 外から来た総経理とは言え、工場内は 付き合いの長い気心の知れたメンバーば かり。

 「 変わったと言えば、工場にいる時間が長 くなったことくらい。」(大庭氏)

 昔も今も目指すのは「すごいねと言われ る金型をつくるメーカー」になること。そ のために、自身の経験・技術を後身へ伝 え、少しでもメンバーや会社の成長、中国 の成長に貢献できればという想いで新たな スタートを切った大庭氏。新総経理と共に Wuxin の新たな成長物語の幕が明けた。

将来を見据えた産学連携

昨年、将来を見据えた画期的な取り組み が始まった。汪董事長の故郷でもある、湖 北省武漢市の金型業界の育成を目的とした産学共同プロジェクトだ。

具体的には、湖北工業大学と共同で金 型工場を設立。設計から組立て、製造ま でを一貫して行い、金型技術者を育成す るという、金型分野では中国で初めての 連携となる。

元々湖北省にはプラスチック成型金型 工場が少なく、東莞から仕入れるメーカー も多い。湖北省としては、製造業の基礎 である金型企業を誘致したいという思惑 があった。

 一方、Wuxin としても、地域・社会へ の貢献という事はもちろん、金型への情 熱を分かち合える優秀な学生と接点が持 てる。

この連携を機に、将来的には、武漢市を 製造拠点、深圳工場を設計・開発拠点とす る、(中国)国内分業体制を構築するのが 狙いだ。

産学連携に加え、汪氏と大庭氏という金 型への情熱を持った二人がタッグを組むこ とで、Wuxin の進化はますます加速する。

 
深圳市五鑫(Wuxin)科技有限公司

大庭(Mr.Oba)(JP・EN)    obawuxin@126.com
李(Mr.Lee)(JP・CH)       obawuxin@126.com

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郵便番号:518105

住所:広東省深セン市松岗鎮燕川村欖頭   第四工業区C 棟