専門家揃いのプロフェッショナル集団 難易度の高い仕事にもチームワークで挑戦

FURUYA INDUSTRIES (THAILAND) CO., LTD.


専門家揃いのプロフェッショナル集団
難易度の高い仕事にもチームワークで挑戦


 

    時計やカメラなどに使うプラスチック成形部品の製造技術で、業界から一目置かれる存在のフルヤ工業株式会社(兵庫県)。そのタイ法人として、2011年に創業したのがFURUYA INDUSTRIES (THAILAND) CO., LTD.(フルヤ工業タイランド)だ。操業直後は未曾有の大洪水が工場を飲み込み、甚大な被害を受けた。予想もしなかった異国での厳しい試練。励まし合い、見事なまでの回復を遂げた背景に、タイ人スタッフたちの強い結束があった。「家族のように仲が良い」と取引先からもうらやましがられる「チーム・フルヤ」。そのメンバーらに仕事に臨む姿勢や会社への思いを聞いた。











■毎日がにわかミーティング

    「仕事に向き合う姿勢が真摯で真面目。そのうえ気さくなスタッフが多いものだから、毎日のように、そこらじゅうで井戸端会議が始まる。ホワイトボードを囲んで、にわかミーティング。あるいは休憩をしながら。『こう改善したら良い』『「あの手順はこうすべき』云々と。意見を出し合って解決を目指す。私から指示を出すことは殆どありません」。MANAGING DIRECTOR(MD)の降矢 健氏は日常的な社内の空気をこう解説する。

    製造現場の最終責任者で3年前に転職して工場長に就いた衣袋 和則さんを支えるのは、タイ人副工場長のアヌチットさん。4年前に生産管理部長兼購買担当から大抜擢された。工場長からの指示を元に、実施のための計画案を作成。社内に徹底する。作成にあたっては、部門ごとの意見を聴取して、円滑に事業が進むよう、最大限の配慮を図る。柔和な表情の中に、太く強い芯を感じさせる。

    前職はハードディスクドライブ生産を中心とした生産管理の仕事。8年間勤めた後に今の会社の門を叩いた。フルヤ工業タイランドの魅力を、「金型からの一貫生産が可能なところ」と説明する。問題が発生した時は、直ちに部門担当者を集め緊急現場チェック。「同じトラブルが起きないよう、分析し、タイ人スタッフに標準化していくのが私の仕事」と言い切る。











■歩留まりを高めるための工夫と仕組み     品質を高め、歩留まりを高く維持するための工夫と仕組みがフルヤ工業タイランドにはある。タイ人スタッフの全員が口を揃えて指摘するのが、工場内の妥協のない衛生管理と5Sの飽くなき徹底だ。製造ラインにわずかな異物でも混入すれば、それだけ不良品を産む確率は高くなる。同様に、整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)の一つでも欠ければ同様に異物混入は起こりうる。二重三重のこうした厳しい毎日のチェックが、高品質という信頼を生んでいる。

    全ての部門にプロフェッショナルを配置している点も、また重厚な仕事を可能とさせている。「2色成形など、フルヤでしかできないもの、フルヤだから依頼してくるものがある」と語るのは衣袋工場長。 また降矢MDも「日本(の本社)でできることは、タイ(法人)でもほぼ可能になってきた。」と自信を見せる。プロのプラスチック成形集団。一人が欠けても、それは実現しない。

    流行やファッション、世相など市場や顧客のニーズは時々刻々と移り変わる。その中で、どう的確に対応し、期待に応えていくかがこの業界での生き残りを左右する。来年には創業10年の節目を迎えるフルヤ工業タイランド。厚い布陣で固められた日々の生産活動の中に、その答えはある。

    社内でもっぱら「金型のプロ」と評されているのが、金型部門生産の責任者アピセックさんだ。11年の創業時から勤務する。「当時は小さな会社だったが、みんなが力を合わせてここまで来た」と苦労を分かち合う。大洪水で工場が水没した時は、船で現場に入り、水中に飛び込んで金型を救い上げた。単色および2色設計、インサート部品の金型生産はお手の物。迅速なトラブル対応には周囲も一目置く。降矢MDが信頼を寄せる幹部社員の一人だ。











    インジェクション成形の現場責任者は、電子部品業界で同技術を取得し、トラバーユしたサマートさん。品質管理、コスト管理が主な業務だ。真面目な性格から、毎日のモニタリング管理には会社側も全幅の信頼を寄せる。トラブルが発生すると、すぐさま関係スタッフを集め現状確認。日々のフォローアップも欠かせない。「計画通りの生産が実行された時が一番嬉しい」とはにかむ笑顔が印象的のナイスガイだ。











    塗装印刷部門長のマノーさんも同様に、前職でプラスチック生産と塗装技術を磨いた一人。フルヤ工業タイランドの強みを「一貫した生産プロセスを持ち、顧客ニーズにワンストップで対応できるところ」とよどみなく答える。透明のプラスチック成形部品に塗装を施すといった難度高い作業も難なくこなす。「スキルの高い部品生産が可能なのも彼がいるから」と降矢MDも目を細める。

















FURUYA INDUSTRIES (THAILAND) CO., LTD.


42/15 16 Moo 4, Rojana Idustrial 2, Tambol U-Thai, Amphur U-thai, Pranakorn Sri Ayutthaya Thailand 13210
Tel : +66(0)35-746-945

お問い合わせ先:
降矢 健
takeshi.f@furuyainc.co.jp
Ms. Areeya
areeya@furuya.co.th


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