ほぼすべての日系コピー機メーカーから受注 充実した設備と技術力が可能とする 高品質の金型と高精度の金属プレス加工

鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司
会員番号:60175
所在地:江苏省无锡市新区旺庄工业集中区城南路199-1B号工业厂房
電話番号: 0510-8536-8981  担当者:朱東煥

鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司 鵬飛集団は1997年に金型メーカーとして創業。「鵬飛五金模具廠(現深圳市瑞鵬飛模具有限公司)」を設立した。その後、香港地区、江蘇省無錫市、昆山市、江西省吉安市、広東省恵州市と拠点を拡大。2005年に設立された「鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司」は、金型の製造に加え、金属プレス製品も製造する華東地区の重要拠点となっている。

寸法公差±0.003mm 高精度の金属プレス加工


 鵬飛集団は、主にコピー機・複合機向けの金型の製造から事業を開始。顧客から金型の品質を認められると、徐々に金属プレス製品も受注するようになっていった。現在では、コピー機・複合機を手がける日系OA機器メーカーのほぼすべてが同社の顧客になっている。


 その生命線となっているのはやはり金型で、深圳、吉安、恵州、そして無錫の拠点で製造され、グループ全体2000名の従業員のうち約700名が携わっている。金型は社外にも供給しており、日本や欧州にも多数輸出している。


鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司 「鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司」は、日系OA機器メーカーの中国展開に合わせて設立された。どんな要望にも応えられるよう、設備は充実している。金型の製造については、ソディックを含め3台のワイヤー放電加工機、5台のコンピューター数値制御(CNC)旋盤を備えている。また、三次元測定機など品質管理のための測定設備も万全だ。 


 プレス加工についても、アイダエンジニアリング、小松産機、台湾地区の協易といったメーカーのプレス機を58台所有。加圧能力は80〜600tで、幅広いサイズの製品に対応する。小松製のサーボプレスも1台導入している。


 高性能の設備と培ってきた経験が高い精度を可能とする。金型の精度については、±0.003mmを実現。プレス品は、構造が簡単な製品から複雑な製品まで対応。特に絞り加工と精密プレスに自信を持っている。寸法公差は±0.003mmを実現し、曲げ加工では曲げ角度を±0.5°に制御する。また、2次加工では組み立て、かしめ、スポット溶接を行うが、スポット溶接は±0.05mm内に制御する。2017年の不良率の目標は0.3%以内とすることだったが、「実際は0.15%以内を達成した」と楊明総経理は胸を張る。



自動化の加速で 生産効率が大幅に向上

 顧客からの信頼が厚い同社だが、大きな課題がある。それは「コスト圧力だ」と楊氏は打ち明ける。人件費は毎年12〜15%上昇。企業の社会的責任として、社会保険や税などの負担も大きい。そうしたコスト圧力に対応するため、同社ではここ数年、生産効率の向上に取り組んできた。ロボットや自動化設備を取り入れ、プレスラインや二次加工ラインの自動化を80%まで進めてきた。


 たとえばタッピングねじを取り付ける際、以前は1面ずつつけていたが、自作の治具により、上下四方の6方向から一気に取り付けられるようになった。効率を向上させるのは生産工程だけではない。工場のレイアウトを変更することで、従来は金型の移動に10分かかっていたのが、1分に短縮できるようになった。こうした一つひとつの積み重ねにより、生産効率が大幅に向上。14年に500名ほどいた従業員を240名にまで半減することができた。金額にして、年間約1000万元(約1億7000万円)を削減できた計算だ。 


鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司

 今後も引き続き精密化に加え、省人化、無人化を進めていく。精密化に関しては、顧客からさらに高いレベルを要求されている。これまでは製品を単体で供給し、顧客がそれらを組み立てていたが、その組立工程までを同社でできないかと相談を受けている。そこで18年からは同社で組み立てまで行い、ユニットとして製品を顧客に納める予定だ。それにより、同社の競争力はさらに高まるだろう。


 省人化や無人化は設備の導入ももちろんだが、試行錯誤しながら改善していく工夫やノウハウも必要となる。「日々勉強しながら成長していく」と章剛副総経理は強調する。


 その姿勢は全社員に徹底されている。会社、部門、班でそれぞれ四半期ごと、あるいは毎月研修を行っている。会社では理念や方針などについて、部門では技術について、班では安全操作について従業員に教育しているのだ。管理職の中には10年以上勤務する者も少なくなく、継続的な教育と改善が生産効率の向上に寄与している。


鵬飛精密五金製品(無錫)有限公司

新たな市場を求め タイに進出

 鵬飛集団は、OA機器関連が全受注量の9割を占めているが、17年は自動車関連の引き合いもあった。これまでOA機器業界の厳しい要求に答えてきた成果の表れでもある。18年はさらに注力。自動車関連の生産量の比率を高め、製品の多様化に取り組む。


 それでも顧客をはじめとする外資企業が東南アジアを重視するようになり、中国市場は縮小傾向にある。そこで同集団は海外進出を決断。タイ・チョンブリー県に工場を建設した。17年12月に第1期工事が竣工し、18年4月頃に稼働を開始する予定だ。まずはプレス加工と金型のメンテナンスを行う。そして投資を加速させ、中国で培ってきた技術をタイでも本格的に展開する計画だ。


 中国で引き続き技術力を高め、その経験をタイで展開していく。鵬飛集団の新たな挑戦がいま、はじまろうとしている。


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